かつての敵が仲間に…胸アツ展開に期待

 かつての敵が仲間に……。いつの時代も、この王道展開に少年たちは目をキラキラさせていました。そして現在、「誰が仲間になってほしいか」という議論が最も盛んに行われているのは、『ONE PIECE(ワンピース)』ではないでしょうか。そこで今回は、読者の間で仲間になることを切望されている人気「敵」キャラを紹介します。

【画像】敵ながらカッコ良すぎ! 仲間になることを切望されるキャラたち (5枚)

再登場で人気が急上昇した悪のカリスマ「クロコダイル」



まさに悪のカリスマらしいたたずまい! バロックワークスが勢ぞろいした『ワンピース』第21巻(著:尾田栄一郎/集英社)

 やはりひとり目は、「アラバスタ編」でルフィを大いに追い詰めた王下七武海のクロコダイルでしょう。「スナスナの実」の能力者であり、これまでルフィが戦ってきた敵とは格の違う強さを誇っていました。

 極悪キャラだったため仲間ルートを予想していた読者は少なかった印象ですが、「インペルダウン編」では、ルフィと手を組むという驚きの展開に。そこでの活躍ぶりから、一躍人気キャラに成り上がりました。ビビの一件があるため「麦わらの一味」に入るのは現実的ではありませんが、いつか再びルフィと共闘してほしいという声が非常に多いキャラです。

作中屈指のチートキャラ! いま再登場しても活躍間違いナシ?「エネル」

 作中屈指の人気「敵」キャラである神・エネル。彼の再登場を願うファンは、今でも数多くいます。「空島編」のラスボスとして登場したエネルは、「ゴロゴロの実」という強力な悪魔の実の能力者で、電波に「見聞色」の覇気を乗せて広範囲の声を聞き取るというチート能力を使いこなします。

 後にエネルは扉絵の「短編集中連載」にも登場しており、彼のその後を楽しむことができました。読者の間では扉絵に描かれたキャラが、物語に大きく関わってくるのではないかと噂されています。それが正しければ、エネルの再登場も夢ではないかもしれません。現在でも通用する強キャラなので、是非とも登場してほしいですね。

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ルフィと絆が芽生えた敵キャラも…

いつかルフィのピンチに駆けつけてきてほしい! シャーロット家の最高傑作「カタクリ」



ゴムとモチ… ふたりは似た能力の持ち主だった!『ワンピース』第89巻(著:尾田栄一郎/集英社)

 最後は「ホールケーキアイランド編」でビッグマム海賊団の最高戦力「スイート3将星」のひとりとしてルフィに対峙したカタクリ。「モチモチの実」の能力者で、ビッグマム海賊団ナンバー2の実力を持っています。懸賞金は驚異の10億超え。クールで気高い性格ながら、弟や妹のことを大切にする優しい一面も持ち合わせているキャラでした。

 最終的にルフィが無事に島を脱出したことを聞き、敵であるにもかかわらず嬉しそうな表情を見せていたカタクリ。まさに「ノーサイド」といったバトルを繰り広げていたルフィとカタクリの間には、ある種の絆が芽生えていたように思えます。この流れから「カタクリがビッグマム海賊団を抜けて麦わらの一味入りしたら熱い!」などと盛り上がるファンが続出。魅力的かつ個性的なキャラなので、確かに麦わらの一味入りしたら面白そう……。

 敵だけどかっこいい、憎めないといったキャラも多い同作。今後も、そんなキャラがたくさん出てきてくれるといいですね。