TVアニメ『SPY×FAMILY』MISSION:3「受験対策をせよ」メインビジュアル (C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会

【画像】『SPY×FAMILY』患者(敵)を蹴飛ばした瞬間を再現 ヨルのフィギュアを見る(6枚)

どこから突っ込めばいいか、分からない

 マンガ・アニメ界ではさまざまな「天然キャラ」が登場します。ときには、ありえないほどアホな人物も多いです。この記事では『SPY×FAMILY』に登場するヨル・フォージャーの、ド天然エピソードをご紹介します。

戦闘中にまさかのプロポーズ!?

 ロイドは密輸組織の残党から逃げながら「患者のヒステリーが収まっていなくて……」という苦しい言い訳をします。あろうことか、ヨルはそれを信じ、さらに敵(患者)から逃亡中にプロポーズをしてしまう天然っぷりを発揮します。これには思わずロイドもずっこけずにはいられませんでした。

 スーパーで買い物をするシーンでも衝撃的なエピソードがありました。料理が得意ではないヨルが、とりあえず肉と野菜があればどうにかなるだろう、と商品を40ダルク分、購入します。作中で「300ダルクが10万円くらい」と書かれていることから、スーパーでの会計が少なくとも13000円かかっていることが分かります。さらに『SPY×FAMILY』の時代が第二次世界大戦後の冷戦頃ということから、日本円に直すとさらに6~7倍(約8万円)に跳ね上がるのではないか、という意見もあるようです。

 高すぎる値段にもびっくりしますが、その大金で購入した商品をすべて落としてしまうシーンも衝撃的でした。もちろんアーニャを助けるためだったので致し方ありません。しかしヨルのスピードなら、商品をどこかに置いてからでも間に合ったのではないか、と考えずにはいられません。

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未アニメ化エピソードでもとんでもない「天然」っぷり!

究極の天然は身体にも作用する!?

 ヨルの天然は行動だけでなく、身体にまで影響を及ぼしているようです。アーニャの友人・ベッキーがフォージャー家に遊びに来たストーリーでは、ベッキーの酔った演技を信じて全力疾走で病院へ向かいます。そして病院に向かう途中、車にはねられてケガを負ったことを気にも留めず、走り続けようとしたのです。このときにベッキーが止めなければ、きっと病院まで走り続けていたのでしょう。ヨルの鈍感さに驚きを隠せません。

 しかし、とても頑丈なヨルの身体でもさすがに銃にはかないませんでした。「週刊少年ジャンプ」出張連載として掲載されたエピソードでは、お尻を銃撃されて痛みがあるにも関わらず、ロイドとのデートをこなす展開になります。デート中のレストランで毒と気づかずにフグの毒を飲み干し、あろうことか、痛み止めの役割を果たしてしまいます。毒も用法や用量を守れば薬になる、と言いますがフグの毒を致死量、摂取してピリピリする程度なのは「身体が丈夫」どころの話ではありません。殺し屋としての訓練の一環で毒への耐性が付いたのかもしれませんが、「毒にすら気づかない」というのは天然では収まりきらないほどの「アホ」です。