PlayStation 4版『ELDEN RING(エルデンリング)』(フロム・ソフトウェア)

【動画】凄腕ゲーマーのプレイに「神動画」の声も!

あえて困難に挑む凄腕ゲーマーたちの縛りプレイ

 一般的なゲーム(アクション・RPGなど)はある種の目標(エンディング到達)が設定されていますが、なかには通常プレイに留まらず、自分なりの制約(縛り)を設けた上で困難に挑む凄腕ゲーマーも大勢います。

 今回は、思わず「無茶すぎる!」とツッコミたくなる驚きの縛りプレイを3つピックアップ。制約の内容を踏まえながら注目ポイントを解説します。

目隠ししたまま『SEKIRO』クリア

 最初にご紹介するのは、フロム・ソフトウェアが手掛けた戦国サバイバルアクション『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』(以下、SEKIRO)の縛りプレイ。本作は「死にゲー」と呼ばれるほど難易度が高く、攻略パターンを見極めなければ通常プレイですら突破が危うい代物です。

 しかし、RTAプレイヤー(最速ゲームクリアを目指す競技者)のMitchriz氏は、本作を「目隠し状態のままクリア」することを決意。世界的なゲームイベント「Awesome Games Done Quick 2022」にて、本作の目隠しプレイにチャレンジしました。

 普通にプレイするだけでも一定以上の難しさを誇る『SEKIRO』ですが、Mitchriz氏は圧倒的な試行回数に基づく経験、そして研ぎ澄まされた聴覚を頼りに、作中の難所を次々と突破。立ちはだかる強敵を前に苦戦を強いられるも、最終的にラスボスまでしっかりと討ち取り、2時間35秒でエンディングを迎えることに成功しました。

 ちなみに、本作の一般的な平均クリア時間は約30〜50時間。目隠しのまま映画1本分ほどの時間でクリアできた事実は驚きと言うほかありません。

体感ゲーム風に『ELDEN RING』を攻略

 2022年2月に発売されるやいなや、ソフト売上1200万本(世界)を達成した『ELDEN RING(エルデンリング)』。本作も『SEKIRO』や「ダークソウル」シリーズと同様に難易度の高さが特徴ですが、その難しさに拍車をかけるべく、操作方法をユニークにアレンジする猛者が現れました。

 チャレンジしたのは、自身のチャンネルでゲームプレイ動画を投稿するSuper Louis 64氏。なんと『リングフィットアドベンチャー』の専用コントローラー「リングコン」を使用し、『ELDEN RING』の難敵「忌み鬼マルギット」を倒す様子を公開しています。

 特筆すべきはリングコンに割り当てられた操作方法の数々。と言うのも、コントローラーでボタンを押すのとはわけが違うため、移動から攻撃まで全身をくまなく使う必要があるからです。オープンワールドを標榜する本作のフィールドはとにかく広大。リングコンを持ったままその場で足踏みし、目的地までキャラクターを移動させるのも身体の疲労を伴います。

 足踏みしながらリングコンを押し込み、攻撃と回避を見事に両立させたSuper Louis 64氏。約2時間のプレイの末、ついに強敵マルギットを撃破すると、動画の最後では達成感に満ちあふれた笑顔を見せてくれました。

コイキング1匹でチャンピオン達成

 モンスター育成&収集がメインの「ポケットモンスター」シリーズ。その根底の逆を突き、1匹のポケモンのみでチャンピオン達成(殿堂入り)を目指したのが、動画投稿者のレオモン氏です。戦力的に心もとないとされる「コイキング」(金色)を相棒とし、『ポケットモンスター ルビー』にてチャンピオンの「ダイゴ」打倒を目標に掲げました。

 そもそも「色違いのコイキングを探し出す」こと自体が難しく、お目当てのコイキングを捕まえるまでに1か月の時間を要したレオモン氏。1本目のプレイ動画から波乱の展開を迎えるも、めげることなく精力的にプレイを続行。運と実力を武器にホウエン地方のジムリーダーを次々と倒していきました。

 諸般の事情で動画投稿を途中で止めてしまい、約3年間の空白が生まれたレオモン氏。いったんは表舞台から姿を消してしまったものの、縛りプレイのやりがいを求めてコイキングとの旅を再開。「ポケットモンスターコイキング〜金鯱の逆鱗〜」という題名で始まった縛りプレイ動画シリーズは、最初の投稿から数えること6年後、2017年5月に大団円を迎えました。