「ヨル」 著:遠藤達哉『SPY×FAMILY』第3巻(集英社)

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代謝が良すぎて、体型が変化する殺し屋も

 ラフなものから個性的なものまでさまざまな装いで登場するキャラたち。なかでも、動きづらそうな格好のキャラは目につくのではないでしょうか? それが、殺し屋だった場合、「それは仕事できるのか?」と感じます。しかし、そんな心配をよそにサラッと仕事をこなす、最強の殺し屋たちを紹介します。

 まず、紹介したいのはアニメ化が話題になっている『SPY×FAMILY』(著:遠藤達哉)から、ヨル・フォージャーのドレス姿です。殺し屋・いばら姫のときに着ている漆黒のドレスはかなり印象が強いのではないでしょうか? ドレスの方は比較的動きやすそうにも見えますが、履いているヒールの高さに驚きます。ヒールを履いた経験がある人なら共感できる、あの歩きづらさを全く感じさせません。それどころか、舞うように暗殺をこなす姿は息をのむほどの華麗さです。

 次に紹介したいのは『デストロ246』(著:高橋慶太郎)に登場する殺し屋の女子高生たちです。作中にメインで登場する殺し屋は大半が女子高生で学生服を着ています。ワイシャツを第一ボタンまでしっかりと留め、ブレザーを羽織っているにもかかわらず、圧倒的な速度でターゲットをねらうことが可能です。かわいらしい女の子たちの仕事スイッチが入る瞬間にぞくぞくしてしまいます。

 また、『親愛なる殺し屋様』(著:辺天使)に登場する、紳士的な殺し屋・ヤシロさんの白いスーツに帽子という組み合わせも、とても動きづらそうです。ただでさえスーツは行動範囲が狭い印象を受けるのに、さらに帽子までかぶっているなんて。しかし、作中でヤシロさんの帽子が外れてしまうことはほぼありません。すばやい動きにも関わらず、ずれることがない帽子。ターゲットに予告状を出してから、紳士的な装いで殺しに向かう。どこまでも紳士を貫き通すヤシロさんに感服です。

 最後に『SAKAMOTODAYS』(著:鈴木祐斗)に登場する伝説の殺し屋・坂本です。お店のエプロン姿はもちろんですが、とてもふくよかな体型が印象的です。戦闘時にカロリーを消費するとスリムな姿に戻る、異常な代謝の良さを持っています。そこまで肉がついているのに、伝説の殺し屋としての腕は衰えを見せない、いまだ最強の殺し屋です。