ストレートは全員150km/h超! あだち充作品の凄すぎるピッチャー列伝

 あだち充先生が手掛ける野球マンガの主人公は、そのほとんどがピッチャー。今回は『タッチ』『H2』『クロスゲーム』『MIX』に絞り、主人公のピッチャーとしてのスペックを比べてみます。

【画像】あだち充作品はヒロインも魅力的!(8枚)

ストレート真っ向勝負!『タッチ』上杉達也



亡き弟の背を追う達也……。マウンドの上で何を思う?『タッチ 完全復刻版』第13巻(著:あだち充/小学館)

まずは、あだち先生最大のヒット作『タッチ』の主人公・上杉達也。なんと彼はストレート一本で並みいる強打者を圧倒してきた剛腕で、本気の投球はキャッチャーの松平孝太郎も恐れを抱くほどでした。

 チェンジアップやカーブなども使えないわけではないようですが、野球経験が浅いため変化球を織り交ぜた駆け引き勝負は苦手だったのでしょう。それでも明青学園を甲子園優勝まで導いているので、ある意味最強のピッチャーかも……?

もはや敵なしのパーフェクトピッチャー? 『H2』国見比呂



ミスターパーフェクト! 完成された超高校級ピッチャー・国見比呂が吼える!『H2 文庫版』第9巻(著:あだち充/小学館)

 お次は『H2』の主人公・国見比呂。比呂は『タッチ』の達也とは違い、極めて「理想のピッチャー像」に近いといえるでしょう。150km/h超のストレート、多彩な変化球、抜群のコントロールと、まさにパーフェクト。

 その圧倒的なスペックは、『H2』の連載と同時期に甲子園で活躍していた松坂大輔さんを彷彿とさせます。あだち先生が比呂を描くとき、松坂さんをイメージすることも少なからずあったのではないでしょうか。ちなみに比呂の所属する千川高校も甲子園で優勝しています。

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歴代最強クラス!? 新時代を彩るあだち充作品の怪物ピッチャー

圧倒的なスペックを誇る『クロスゲーム』樹多村光



唸る剛腕! 樹多村光のストレートには誰も敵わない?『クロスゲーム』第14巻(著:あだち充/小学館)

 続いて『クロスゲーム』の主人公・樹多村光。彼について語るならば、物語終盤に見せた158km/hの剛速球を外すわけにはいきません。『タッチ』の達也、『H2』の比呂と比べてみても、光のストレートは頭一つ抜けている印象です。

 スライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップなど持ち球も豊富なため、比呂に負けず劣らずのパーフェクトピッチャーと言えるでしょう。原作では星秀学園の地区大会優勝までしか描かれていませんが、光がいれば甲子園で優勝していても不思議ではないですよね。

『タッチ』の正当続編! 上杉達也の再来なるか? 『MIX』立花投馬



伸びしろはダントツ? 上杉達也を彷彿とさせる新時代のピッチャー・立花投馬『MIX』第18巻(著:あだち充/小学館)

 そして最後は『MIX』の主人公・立花投馬。同作はまだ未完なので、現状の投馬を他の主人公と比較するのはフェアではないかもしれません。しかし、すでにストレートのキレは抜群で、コントロールもピカイチです。

 今後『H2』の比呂や『クロスゲーム』の光に負けない怪物ピッチャーに成長する可能性も十分あるでしょう。実際にコミックス最新18巻では、覚醒の兆しが見えていました。『タッチ』の続編である同作に、今後も目が離せませんね。

 こうして振り返ってみると、各主人公の魅力は似ているようで似ていないようにも思えます。『タッチ』『H2』『クロスゲーム』『MIX』、このなかなら、あなたはどの作品の主人公が一番好きですか?