『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』第3弾キービジュアル (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

【画像】声優のイメージが違った? アニメキャラ(4枚)

杉田智和さんの銀さんの沼にはまる

 アニメのキャラクターたちのイメージを作り上げるのに大切なのは、なんといっても「声」でしょう。大好きなマンガがアニメ化すると、キャラクターたちを担当する声優にはどうしても注目してしまいます。そんな期待と裏腹に「思ってた声と違う……」と多くのファンを驚愕させたキャラクターたちも。ファンの間で「声優」が話題になった、キャラクターを集めました。

 まず名前が挙がるのは、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』に登場した煉獄杏寿郎の弟・煉獄千寿郎(CV:榎木淳弥)です。「炭治郎の声より低くて違和感。かわいくて震えてるような声を想像してた」「ガッツリ青年の声でびっくり。でも泣きの演技はうまかったからいいと思う」など幼い少年を思い描いていたという声が多く、千寿郎の声の落ち着きぶりに驚いた人は多かったようです。

 同じく多くの人が驚かされたのは、『劇場版 呪術廻戦 0』の乙骨憂太(CV:緒方恵美)でしょう。「高校生だし男性声優さんが担当すると思った」とキャラの年齢から、男性声優を想像する声が多かったようです。また「シンジくんみが強すぎる」といったように「緒方恵美さん=碇シンジ」のイメージが固定してしまい、うまく変換できないという意見も見られます。これは有名作品に出演している大御所声優ゆえの悩みといえるのではないでしょうか。とはいえ、映画を最後まで観たところ「緒方恵美さんが乙骨くんだった」と違和感なく受け入れられるようになったという声も多く、緒方恵美さんのさすがの力量がうかがえます。

 また、「今でこそ杉田さん以外考えられないけど違うイメージだった」「最初は違うと思ってたけど、だるだるのおっさんキャラに今は納得」とキャラのイメージを良い意味で裏切ったのが、『銀魂』の銀さん(CV:杉田智和)です。マンガからのファンも「もう少し高い声を想像していた」という一方で、「おっさん」と「かっこいい」を融合した杉田智和さんの銀さんの沼に惹き込まれています。

 最後は、『名探偵コナン』の安室透(CV: 古谷徹)と赤井秀一(CV:池田秀一)です。こちらは原作者の青山剛昌さんが『機動戦士ガンダム』を好きすぎるがゆえに、「アムロ・レイ」と「シャア・アズナブル」をモデルにしたことは有名な話です。「個性的すぎて違和感が……」「顔と声が合ってないよね」と違和感を禁じ得ない声もチラホラ上がっているようです。しかし安室と赤井が生まれた瞬間から「声は古谷徹さんと池田秀一さん」と決定していたようなものなので、こればかりはどうしようもないかもしれませんね。

※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記