ニコ・ロビンが表紙中央に描かれた『ONE PIECE』第44巻(集英社)

【画像】『ワンピース』ロビンのブラック発言が飛び出す単行本(4枚)

「ブラック発言」をしすぎてモノマネされることも

 大人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「麦わらの一味」の考古学者、ニコ・ロビン。常に沈着冷静な頭脳派キャラで、たまに辛らつな言葉を吐くことでも知られています。単なるネガティブ発言とは少し違う独特な言い回しは、「怖くて愉快なブラック発言」として読者の間でもたびたび話題になってきました。いったいどのようなセリフが注目を集めているのか、ご紹介します。

 ロビンがブラック発言を口にするのは、ほとんどの場合「ものごとを予想する時」です。例えば「魚人島編」序盤の第605話でルフィたちとはぐれてしまった際、ロビンは「海獣に体を食い千切られていなければいいけど…」とコメント。近くにいたウソップからは「コエーよ 想像が!!!」とツッコまれていました。

 また「スリラーバーク編」の第451話でもロビンは「不吉な予想」をしており、突如ゾロが姿を消したことで「不思議ね… 声もなく… 絞め殺されたのかしら…」と発言しています。至って真面目な表情で話していたものの、かなり偏った考え方に「お前の回路は何でそう いつも不吉なんだ!!」とフランキーも呆れている様子でした。

 彼女の個性とも言える「ブラック発言」は、仲間からネタにされたこともありました。第628話ではウソップはブルックの前で、「ナミ… 深海魚に食い殺されてないかしら」とロビンが言いそうなセリフをモノマネ。ブルックは「ヨホホー!! そっくり!!」と大爆笑していたため、ネット上で読者からは「まさかロビンがいじられるなんて(笑)。仲間たちに愛されてる証拠だよね」といった声が寄せられています。

 作中では「私達が一斉に潰れたら海は赤く染まるかしら」「ライフルで… ハチの巣にされてなきゃいいけど」などさまざまな恐ろしい発言をしてきたロビンですが、他のキャラに対して「キツイひと言」を発する場面も少なくありません。

 シャボンディ諸島でフランキーと久々に再会したロビンは、サイボーグとしてパワーアップした彼に「もう人として接する事はできなさそう」と痛烈なコメントを言い放っていました。