超カルガモ部隊が登場する 著:尾田栄一郎『ONE PIECE』第20巻(集英社)

【画像】クセが強い脇役たちの登場巻を見てみる(7枚)

登場回のインパクトが強烈すぎる!

 多くのキャラクターが登場する『ONE PIECE(ワンピース)』。出番が少ないながらも、読者に強い印象を与えたキャラが多く存在します。そんなクセが強い脇役から、人気の高いキャラを紹介します。

超カルガモ部隊

 アラバスタ王国に所属するカルガモ部隊で、国内最速の生き物です。ビビのお供・カルー隊長を含めた7匹の超カルガモで組織されています。

 愛くるしい見た目や、少しマヌケで面白い性格が個性豊かで、マスコット的キャラクターとして人気を集めています。カルー隊長が体を張ってビビを守るシーンは、涙なしでは語れません。

ガイモン

 約20年前、仲間と共に宝を求めて珍獣島へ上陸しましたが、事故で体が空の宝箱にはまってしまい、そのまま島に取り残されてしまった元海賊です。現在は、森の番人として、森に住む動物たちを密猟者から守っています。

 まだ、22話にしか登場していないキャラクターながらも、少し不憫な境遇や素直な性格が、読者の間でとても愛されているキャラクターです。見た目は、箱にはまった下半身に加えてアフロ頭で、珍獣のようにも見えます。『ONE PIECE』では珍しい1話完結のエピソードで、ファンの間では「これは、重要な伏線なのでは?」という声もあがっています。

ドリーとブロギー

 100年もの間、戦い続けている巨人族で元海賊です。バロックワークスのMr.3の策略によって深手を負ったドリーはとうとう敗北します。しかし、実はブロギーはドリーがおかしいこと分かっていながらも、誇り高きエルバフの戦士として情けをかけるわけにはいかない、と容赦しなかったのでした。

 ドリーは「ゲギャギャギャギャ」、ブロギーは「ガババババ」という、特徴的な笑い方をしています。この笑い方からふたりの豪快さが伝わってきます。また、巨人族の国・エルバフの戦士として、正々堂々戦うふたりは愚直で漢らしく、武士道のようなものを感じさせるかっこ良すぎるキャラクターです。