TVアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』 (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

【画像】激しい戦いの様子が描かれるビジュアル

怖い! けど目が離せない!

 2021年12月5日から放送が始まるTVアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』。鬼の残酷な所業や、戦闘の絶望的な局面など、トラウマになりそうなシーンが盛りだくさんです。

 原作のマンガで怖かったシーンは、映像化されることでさらに恐怖感が増しそうです。「トラウマ注意」のシーンの数々から、特にゾッとする場面を3つ選びました。

※この記事では、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。

黙っておくのが賢い生き方…

 遊郭編の序盤には、ファンの間で「ホラー映画のよう」と言われる展開があります。それは、「京極屋」の女将・お三津が蕨姫花魁(わらびひめおいらん)の正体が鬼だと気付くシーンです。

 女将は蕨姫花魁のいじめを見かねて、止めに入ります。もちろん蕨姫花魁は聞き入れず、首を傾けて下から女将をにらみつけました。それを見た女将は昔話を始めます。女将は子供の頃、素晴らしい美貌を持つ、残酷な花魁たちがいたという話を聞いていました。

 その花魁たちは「姫」とつく名前を使い、不愉快になると「首を傾けて下から 睨めつけてくる 独特の癖があった」というのです。

 蕨姫という名を使っている花魁は、まさしく昔話の通りの姿でした。年齢から考えて人間ではないと叫んだ女将は、次の瞬間、空中にいました。蕨姫花魁の正体、上弦の鬼・堕姫に捕まって、空に持ち上げられたのです。堕姫は女将に言います。

「そういうことはね 気づいた所で黙っておくのが“賢い生き方”というものなんだよ 今まで皆そうして生きてきた お前は私が思っていたよりずっとずうっと頭が悪かったようだねぇ 残念だよ“お三津”」

 そして、そんなに怯えなくとも自分は年寄りの肉は食べないと堕姫は言います。

「お前はグシャッと転落死 さよならお三津」

 お三津は2階よりずっと高い所から落とされ、亡くなりました。気付いていけないものに気付いて、その正体を知り、殺されてしまうというのは、ホラー映画のワンシーンのような展開です。

天元、片腕を失う

 上弦の鬼と音柱・宇髄天元、炭治郎たちの戦闘にも、「怖い」シーンが待っています。

 堕姫と妓夫太郎の頸を両方とも落とせば倒せると気付いた炭治郎たちは、まず3人がかりで堕姫の頸を狙います。

 炭治郎と善逸がそれぞれ「水の呼吸 参ノ型 流流舞い」と「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃・八連」で堕姫の攻撃を切り払い、伊之助が防御を気にせず一気に直進。堕姫の頸を「獣の呼吸 陸ノ牙 乱杭咬み」で落とします。そのまま、妓夫太郎の頸を落とすまで伊之助は堕姫の首を持って逃げ出しました。

 堕姫は髪を伸ばして攻撃しますが、通じません。しかし、笑いながら走る伊之助の胸に刃が突き刺さりました。

 天元と戦っていたはずの妓夫太郎が追いついていたのです。傷は胸の中央、心臓の位置で、妓夫太郎の刃には毒が仕込まれていました。

戦っていたはずの天元はどうしたのか、と探した炭治郎。見つけたのは、左腕を切り落とされて横たわる天元の姿でした。伊之助が倒れ、柱の天元まで戦闘不能になってしまいます。 あまりに絶望的なシーンで、ファンの間で「トラウマ」と言われるのも納得です。

焼け焦げた妹、泣き叫ぶ兄…

 堕姫と妓夫太郎の過去もショッキングなものでした。人間時代のふたりは、病気の母親から生まれた兄妹でした。食べるものも住む家もなかった兄妹ですが、兄が取り立ての仕事を始め、妹は遊女として働くようになってからいい方へ変わります。

 しかし、妹は客ともめごとを起こします。妹は客の目をかんざしで刺して失明させました。その仕返しに、生きたまま焼かれたのです。戻ってきた妓夫太郎は黒焦げになった妹を抱きかかえて絶叫します。

「わあああああ やめろやめろやめろ!! 俺から取り立てるな 何も与えなかったくせに 取り立てやがるのか許さねえ!!  許さねえ!! 元に戻せ俺の妹を!! でなけりゃ神も仏も みんな殺してやる」

 どん底の環境で育った兄妹に起きた不幸に、声も出ないほどの絶望感を味わったファンも多いといいます。

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 アニメ『鬼滅の刃』は、激しい戦闘だけでなく、鳥肌が立つような恐怖シーンも見どころのひとつです。美しい夜の遊郭で起きる恐怖体験が味わえるのも、もう間もなくです。