■ピカチュウのモデルって?

「チュウ」がつくからネズミじゃないの?

アニメでもメインキャラとして活躍し、「ポケットモンスター」シリーズの代表的マスコットであるピカチュウ。丸いほっぺにギザギザの尻尾がかわいいチャーミングなデザインは、世界中の人から愛されています。

そんなピカチュウは架空の生き物ですが、ポケモンずかんにおける分類は“ねずみポケモン”。名前にもネズミの鳴き声のような「チュウ」が入っており、ピカチュウはあの世界におけるネズミだと認識している人が多いのではないでしょうか?

「ポケモンずかん」公式サイトより

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ネズミ設定はあとから決まった

しかし2018年に「読売新聞オンライン」が公開した「ポケモン」制作陣のインタビューによると、ピカチュウのモデルは“リス”。例えばピカチュウのチャームポイント・赤いほお袋は、ほおにエサを蓄えるリスから着想を得ているそう。どこに電気をためさせるか考えた時に、ピカチュウのキャラデザ担当・にしだあつこさんがリスブームだったため今のデザインができあがりました。

ちなみにピカチュウに尻尾が付いたのも“リスは尻尾もかわいいので”といった理由から。さらに雷のパーツも入れようと思った結果、ジグザグとした愛らしい尻尾が誕生したのです。もしもにしださんがリス好きじゃなかったら、「しっぽをふる」や「アイアンテール」などを使えるピカチュウは存在しなかったのかもしれません…。

またピカチュウという名前も「ピカ」は電気とわかる音からきているものの、「チュウ」部分は特にネズミを意識していなかったよう。名付け親のにしださんも「(チュウにした理由は)なんだったかな…」と言っているので、本当に偶然生まれた名前なのです。そして、あとから名前に引っ張られるようにして電気ネズミ設定が決まったのだとか。今となってはネズミ感溢れる名前にしか思えないピカチュウの設定が後付けだったのは驚きですね。

長く相棒として慣れ親しんでいるポケモンにも、実はまだ知らない設定があるのか気になります。

(文=ザ・山下グレート)

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