現代の子どもはどこで遊ぶ?広島県内の人気遊び場ランキングもご紹介

子どもの遊び場について徹底取材。

外遊びのメリットや、広島県内の人気の遊び場ランキングをご紹介。

さらに、先週広島にオープンした最新の大型屋内施設「ちきゅうのにわ」の魅力にも迫ります。

 

【子どもの遊び場事情】

 


小・中学生の遊び場所(株式会社バンダイ「こどもアンケートレポート」)

 

小中学生に聞いた「遊び場ランキング」では、1位はなんと自宅。

92.1%と圧倒的な数字です。

広島の街でも、子どもの遊び場についてインタビューを行いました。

 

「(外遊びより)YouTube!」

「外遊びよりゲーム。飽きない。外遊びは疲れる」

と話す子どもたち。

外で体を動かして遊んでほしいのが親の本音ですが、外で遊ばせづらい実情があると言います。

「遊具が立ち入り禁止になっていて遊べなくなっていた。壊れた遊具を修繕できていないんじゃないか」

「(公園に)喫煙者がいて副流煙も心配で危ない」

子どもから大人まで利用する公園。そのため、さまざまな規制がある場合も。

 


公園の規制や遊具に関するアンケート(出典:株式会社ボーネルンド「昔と今の公園に関する意識調査2017」)

 

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【外遊びはメリットいっぱい】

減っている外遊びですが、実は良いことがたくさんあるんだとか。

「外あそび推進の会」の発起人であり、子ども達の運動指導などを研究している早稲田大学の前橋 明教授に話を聞きました。

「外遊びはなくてはならないと思っている。いろんな発見・挑戦・実験をしている。

そこに友達が関わると、順番を守ったり、社会的な面も伸びていきます。もちろん、体を使って遊んでいますから身体能力も育っていきます」

感情表現や精神的な成長も期待できると前橋教授は話します。

 


外遊びは子どもの成長に欠かせない

 

さらに、太陽の光を浴びることでこんなメリットも。

「光環境が目の保護・健康に役立つ。太陽光に含まれる『バイオレットライト』が近視の進行抑制効果があると言われている」

昼間に外あそびで体力を使うことで、早寝になり生活リズムも整うと、まさにメリットづくしだと前橋教授は熱弁します。

 


前橋教授が語る外遊びのメリット