クルマに対する考え方はさまざまですが、給油についても意見が分かれています。ガソリンを給油する量について、満タン派と半分派がいますが、どちらが良いのでしょうか。
給油スタイルの2大派閥は「半分派」と「満タン派」
ガソリンを給油する量について、満タン派と半分派がいますが、どちらが良いのでしょうか。
クルマに対する考え方はさまざまですが、給油についても意見が分かれています。
給油する際には、満タンまで入れる人と、半分だけ補給している人に大きく分かれるのではないでしょうか。
ベストな給油方法は車種や運転環境、経験などでちがってくるとはいえ、大きくみると、半分程度入れる半分派と、満タンまで給油するという満タン派が存在するようです。
ガソリンを満タンにすると重量が重くなる。重くなると燃費が悪くなるから、半分入れるということです。F1マシンのレースなどと同じような視点です。
事実、自動車メーカーは燃費向上のためにボディを軽量化しており、一般の乗用車でも軽量化は燃費改善に効果的なのは間違いありません。
では、どれほど軽くなるのでしょうか。
ガソリンは1Lあたり約750gなので、たとえば50Lのタンクを搭載した乗用車の場合、満タンにしたときに比べて、半分だけ給油すると18.75kgを軽量化できることになります。
これがどう燃費に影響するのか。化学産業のシンクタンク新科学技術推進協会によれば、100kg軽くすると燃費がおよそ7%から9%向上すると発表されており、18.75kgの軽量化が与える影響はおおまかに1.5%の向上です。22km/Lの燃費であれば22.3km/Lへ向上します。
こうした数値をどうとらえるかはドライバーによりますが、頻繁にクルマを使用するケースでは効果的といえるようです。
こうした給油スタイルについて、SNS上でもさまざまな体験や意見が飛び交っています。
満タン派としては、「満タンにしておきたいので、減ったら入れる」という声や、「満タンにすると燃費が悪くなるからするな、と父親から言われた」という体験も投稿されています。
また「給油できるときに入れている」「なんとなくギリギリまで使ってからまたら入れる」という声。
さらには「軽いほど燃費が良くなるので満タンにしないほうがいい」という声も。
半分派かどうかは定かではありませんが、燃費をよくするために給油するという人も少なくないようです。
では、満タンや半分にかかわらず、どんなタイミングで給油しているのでしょうか。
過去にくるまのニュースで行った給油タイミングに関するアンケートでは、「4分の1程度まで減ったら」給油するという人が49.3%と最多です。次いで多かった回答は、19.2%の票を集めた「警告灯が点灯したら」でした。
SNS上でも、「警告灯が光るまでガソリン入れないのがクセになってる」という人がみられます。