車の水垢は水性と油性の2種類
水性の水垢はわりと簡単に落とせる
チリやホコリを含んだ雨水がボディやガラスに流れ、乾くことで、水性の水垢が発生します。油性の水垢に比べて、簡単に落とすことができます。
洗車で取り除ける水垢のほとんどが水性です。たくさんの水垢が発生し、一見汚れているように見えても洗車できれいにすることができます。
油性の水垢は頑固に付着しがち
洗車をしても跡が残ってしまう場合は、油性の水垢です。油性の水垢は、雨水の中に排気ガスなどの油分が含まれることで発生します。水性よりも落としづらい水垢です。
車に施工したワックスやコーティングが雨により流れ落ちることでも油性の水垢が発生します。
車のボディが白でも黒でも水垢の落とし方は同じだが…
車のボディの色が違ったとしても水垢の落とし方は同じです。
水垢はどんな車でも発生する汚れですが、ボディの色によって見た目が変わります。黒い色の車であれば水垢が白く見え、白い色の車であれば黒ずんで見えます。
また、黒は汚れが目立ちやすいカラーです。洗車キズもすぐついてしまうので、黒い車に乗っているならきれいな状態を維持するため、丁寧でこまめな洗車が必要でしょう。
カーシャンプーによってはボディ色を限定しているので注意
洗車をする際はあらかじめ水を十分にかけ、表面に付着した小石などを落とさなければなりません。
そしてカーシャンプーの種類によっては、ボディ色を限定しているタイプも存在します。黒限定のカーシャンプーや白限定のもの、そしてどんなカラーの車にも使えるカーシャンプーなどシャンプーの種類も豊富です。
自分で洗車をする場合、車の色に合ったカーシャンプーを選ぶようにしましょう。
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簡単!車の水垢を落とす方法
車の水垢は、付着して間もないモノであれば水垢落とし用のカーシャンプーで比較的簡単に落とせます。油性、水性の水垢に関わらずキレイにすることができるので、是非チャレンジしてみて下さい。
車の水垢を落とす方法は以下の手順になります。
- 洗車をする
- 水垢落とし用のカーシャンプーで洗う
- 水ですすぎながら落ちていない汚れを落としていく
落とす手順①洗車をする
水垢落としを始める前に、まずは車をキレイに洗車します。水垢落としはボディをこすらなくてはいけません。
車が汚れた状態で水垢落としを始めてしまうと、ボディについた砂などを巻き込んで車を傷つける原因になってしまいます。
水垢落とし作業の前準備として、キレイに洗車をしておきましょう。洗車は手洗い、機械洗車どちらでも問題ありません。
落とす手順②水垢落とし用のカーシャンプーで洗う
汚れを一通り落としたら、次は水垢落とし用のカーシャンプーで洗います。
使い方は普段の洗車用カーシャンプーと同じです。スポンジにシャンプーを付けて、ボディを洗っていきます。
このとき、水垢落としシャンプーの威力を強く発揮させるために、ボディ全体にシャンプーを塗り広げたら、1~2分ほど放置する工程を入れると非常に効果的です。
水垢落とし用のカーシャンプーは、シャンプーに含まれる成分と水垢を化学反応させて分解する仕組みになっています。
ですので、水垢が付いている部分を強くこするよりも、時間をおいて、水垢を分解した方が、ボディを痛めず簡単に水垢を落とせます。
落とす手順③水ですすぎながら落ちていない汚れを落としていく
水垢落とし用のカーシャンプーで洗い終えたら、最後は水でシャンプーを洗い流していきます。もし、洗い流している最中に残っている水垢を見つけたら、スポンジで軽くこすりましょう。
水垢落とし用のカーシャンプーで、既に柔らかくなっている水垢は、少しこすれば簡単に落とせます。
洗い残しのタッチアップは、水垢落としで使ったスポンジを使いまわすと、洗剤を節約しながら効果的に作業を進められるのでおすすめです。
頑固な水垢はコンパウンドを使って落とそう
水垢が付着してから時間がたち、カーシャンプーで落とせなかった水垢は、コンパウンドを用いて削り落とします。
使う手順は水垢落とし用のカーシャンプーと同じで、洗車でボディをキレイにしてからコンパウンド入りのカーシャンプーを使用します。
コンパウンドはボディを研磨する効果があるので、頑固な水垢も研磨剤の力で削り落とすことが可能です。
しかし、削る力があるということは、ボディへの攻撃力が高いということ。強い力でこすってしまうと、かえって傷ができてしまいます。
コンパウンド入りのシャンプーを使うときは十分に気を付けて使用してくださいね。
コンパウンドとの相性が悪い車両もある
ちなみにコンパウンド入りシャンプーを使わない方が良い車両には、以下のようなものがあります。
- ボディコーティングを施工している車両
- ボディ色が暗い車両
- セルフリペアリング、スクラッチシールドなど特殊な塗装を施している車両
これらの車両はコンパウンドとの相性が悪く、コーティング施工車両にコンパウンドを使用すると、コーティングをはがしてしまう恐れがあります。
コンパウンドの使用は最終手段として考えておくと無難でしょう。