クルマに付いている「謎の小型ミラー」なんの意味? 無くても平気なの? 隠された場所に備わるヤツの正体とは

車内において日差しを防ぐサンバイザーですが、裏側には小さなミラーが付いています。このミラーにはどのような役割があるのでしょうか。

サンバイザーの裏に隠された「謎のミラー」その役割とは

 クルマの車内には様々な装備が備わっており、中にはいつ使うべきか分からない装備も存在しています。
 
 そのひとつに車内のサンバイザー裏に備わる小さなミラーがありますが、どのような状況で使うものなのでしょうか。

 車内には様々な装備が備わっており、ひと目見れば使い方が分かるものから取扱説明書などを見なければ使い方が分からないものまで多数存在します。

 その中で移動する際の安全面や快適面など直接的に関係はないものの多くのクルマに備わっているのが「バニティミラー」というものです。

 これは前席のルーフ部に付いている「サンバイザー」の裏側に備わる小型のミラーとなります。

 なお車両の価格帯により、仕様が異なることが多く、低価格帯では助手席のみ、そして価格帯が上がると助手席&運転席に標準装備。

 またただ蓋が付いているだけのものから蓋を開けると照明が点灯するものなど、バリエーションが存在します。

 では、バニティとはどのような意味なのでしょうか。

 日常的に使われるバニティとは、化粧を行う場所や関連する家具、収納するポーチなど広い意味で化粧関連に使われています。

 それに伴い、車内で化粧をする際に使うミラーとなるのがバニティミラーです。

 一節によれば、かつて女性の運転免許所有率が低く時代では助手席に女性が乗ることが多かったことから多くのクルマで助手席にバニティミラーが標準装備されていたという話があります。

 その後、女性の運転免許所有率の向上に伴い運転する女性が増えたことで運転席側にも採用するケースが多くなったと言われています。

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 なお一時期、軽自動車やコンパクトカーでは女性層を意識した装備がいくつか存在しました。

 例えば、バニティミラー同様に化粧道具等を収納する専用トレイや、ダッシュボードなどにテッシュ箱を備え付けられる専用の場所が設置されるなどが挙げられます。