スマホ用のモバイルバッテリーでも充電可能?
実際にスマホ用のモバイルバッテリーを使って、セルモーターを動かすことに挑戦した人がいます。
とあるYouTube動画では、2,880mアンペア~6,120mアンペアまで、4種類の市販のモバイルバッテリーを用意。ブースターケーブルで繋いで、エンジン始動可能か検証していました。
ブースターケーブルは電子制御インテリジェント式と電子式、ヒューズ式の3種類で検証。
ジャンプスタート用のケーブルをモバイルバッテリーとエンジンに接続してエンジンを回したところ、一発で始動しました。結果的に、問題なく4種類すべてのモバイルバッテリーでエンジンを始動することに成功しています。
つまり、周りに助けてくれる車がいなくても、ブースターケーブルとモバイルバッテリーがあれば、自力でバッテリーが上がった車のエンジンをかけることができるようです。
しかし、この方法に関して、自動車の専門家はリスクもあるといいます。
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リスクはないの?ディーラー担当者に聞いてみたい
スマホ用のモバイルバッテリーでエンジンを始動させることができた人は多数いるようですが、問題はないのでしょうか。実際に某大手自動車メーカーディーラーの営業担当者に話を聞いてみました。
「スマホ用のモバイルバッテリーでセルモーターを動かすことは可能かもしれませんが、もちろん推奨はしません。
自動車用ではないので、思わぬ故障や事故などのトラブルにつながりかねません。自力で対応する場合は、必ず自動車用として推奨されているジャンプスターターを使ってください」
最終手段として頼るのはアリかもしれませんが、スマホ用のモバイルバッテリーで対応することは推奨されていないようですね。
「バッテリーが上がってしまった場合は、可能であればロードサービスを呼ぶことが最もおすすめです。
ジャンプスターターやジャンピングスタートでも良いですが、あくまで一時的な対応に過ぎないので、バッテリーが上がったときはすぐに専門家にみてもらいましょう」
誰にでも起こり得るバッテリー上がりですが、事前に対策をとっている人は意外と少ない様子。ロードサービスの連絡先を控えておいたり、自力でバッテリー上がりに対処できるアイテムの常備など、各自で準備しておきましょう。
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