キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容はDRIMOからの引用・参照です


キャンピングカーに乗っていると、「あんなに大きな車、よく運転できるね」と言われます。

確かに、車体の大きなキャンピングカーの運転は大変です。

筆者も初めてキャンピングカーを運転したときは、大きなキャンピングカーの扱いに戸惑いました。

ビルダーさんから我が家までは約180キロあり、必死になって運転して帰ってきたのを覚えています。

ですが、最近ではすっかり運転にも慣れて、「運転しやすいし、なんの苦労もないよ!」と豪語して言えるように!

実はこれ、みーんな車載カメラのおかげなんです。

車載カメラを追加することで、見えにくかった部分がよく見えるようになり、安心して運転できるようになりました。

ポイントは『死角対策とドラレコによる後方視界確保』!

今回は、キャンピングカーの死角対策や車載カメラの必要性についてお話したいと思います。

キャンピングカーの運転席から周囲はどれだけ見えるのか

私のキャンピングカーの「セレンゲティ」は、ハイエースベースのキャブコン。見るからに「THEキャンピングカー」といった形をしています。

実際に運転してみると、直進運転に関しては何も問題はありません。

もしかしたら我が家のコンパクトカーより周囲が見やすく、安定した快適な運転ができているかも!と思うくらいです。

後方の状態はどうか

キャンピングカーの後部は居住空間となっています。

後方の視界を確保するためのリアウインドはアクリル窓になっており、居住空間の断熱性を高める目的から、大きさも550mm×170mmと小さいです。そのため視野も限られてしまい、後ろに続く車の様子や他の状況は正直言って確認しにくいです。

フロントのルームミラーの役割も、どちらかというと後方確認というより、「ダイネットの状態」を確認できる程度。

車を路肩に寄せるときやカーブにさしかかる時は、サイドミラーから後方の状況を知ることができますが、こちらも常に確認できるほどではありません。

というのも、多くのキャブコンはシェルが横にせり出た形になっており、普通のサイドミラーの位置では、せり出た部分がジャマをして後方は見えにくくなってるのです。

私のセレンゲティはその対策として、サイドミラーを横に一段飛び出した形にしているので、後方も見えやすくなっていますが、それでも十分な視界が得られるとは言えません。

助手席側の斜め後ろが見えない

キャブコンに乗っている友人達と話すと、多くの人が、左斜め横からの流入が確認できないということを話します。

実は私もその一人で、何かしらの対策をしないといけないなと思っていました。

分かりやすく説明すると、上の写真の黄色い位置に隠れる部分がまるで見えません。助手席側のサイドミラーからも死角となり、確認しづらいです。

大きめのキャンピングカーですと、サイドミラーにステーが付いているので大型ミラーも追加しやすいのですが、私の車はハイエースベース。一般的なサイドミラーのために、そのような死角対策もしにくいです。

ですので、実際に運転しているときは、助手席に座っている妻に確認をお願いしています。

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死角対策のカメラを追加

この状態のまま運転していても危険なので、納車1年目から助手席側に死角対策用のカメラを付けることにしました。

当時はこのようなカメラは価格が高めでしたが、最近は価格も下がり、バリエーションも増えて購入しやすくなっています。

取り付け方法は、カーナビなどの電源としても使用するアクセサリー電源にプラスの配線を繋ぎ、マイナスはボディーに付いているボルト(ボディーアース)につなぐだけ。

私もカメラなどの配線はあまり詳しくないので若干不安でしたが、取扱説明書にならいやってみると、実に簡単に取り付けることができました。

ただ、写真のように配線が入り組んでいて分かりづらいので、全く電気系のことをされたことがない方でしたら、車屋さんに取り付けをお願いするのも良いと思います。

本体の取り付けと配線が終わったところで「配線隠し」をしていきます。これをしなくては、格好が悪いので、頑張って見栄えの良いようにしてみました。

ちなみに私は、ダッシュボードの左角に助手席側死角対策用のカメラを取り付けています。

モニターは小ぶりなものを購入して運転中にもよく見えるように配置しました。

完全に死角がなくなった訳ではありませんが、カメラを追加したことで、運転する上での安心感が生まれました