キーが回らないときのチェックポイント
鍵の破損や変形がないか
まずチェックすべきは鍵自体が破損、変形していないかの確認です。キーが何かにぶつかった衝撃や力が加わった際に変形や破損している可能性があります。
鍵を真横や正面から見て破損変形しているか確認しましょう。
破損や変形が目視で判断できる場合は無理に使用せず、スペアキーを使用するか修理を依頼しましょう。変形を自身で直すのは注意が必要です。変形を修正したさいに折れたり破損が悪化することもあります。また、無理に差し込んでしまうと抜けなくなる可能性があり、最悪の場合シリンダー交換になり修理費用がかかってしまいます。
破損や変形している場合は無理せずスペアキーを使用し、スペアキーが近くにない場合は鍵の修理を専門業者に依頼しましょう。
ギアやブレーキの操作は誤っていないか
鍵に異常がなければエンジン始動の操作方法が合っているか確認しましょう。
- ギアがP・Nにギアが入っているか
- ブレーキを踏んでいるか
- クラッチを踏んいるか( MTの場合 )
この他、いくつか確認したいポイントがありますので詳しくは後述します。
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バッテリーが上がっていないか
エンジンキーが回らない原因としてバッテリーが上がっている場合があります。バッテリーが上がっているとエンジンキーは回りません。
エアコンやヘッドライト、ルームライトなどを点けっぱなしにすると、バッテリーが上がりやすくなりますので注意が必要です。定期的にバッテリーを充電するなどバッテリーのメンテナンスも行いましょう。
バッテリー上がってしまった場合は、JAFなどのロードサービスを活用しバッテリー充電を行い、自身でバッテリー充電できる方は専用のケーブルを使用し充電を行いましょう。
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見落としやすいギアやブレーキのチェックポイント
パーキング(P)・ニュートラル(N)にギアが入っているか
エンジンキーはギアがパーキング(P)、ニュートラル(N)に入っていないと回りません。ドライブ(D)やバック(R)にギアが入ったままになっていないか確認しましょう。もし、ギアが入っている場合はブレーキを踏んだ状態でギアを パーキング(P)、ニュートラル(N) に入れキーを回してみましょう。
ギアが入っていまたままエンジンを切っているようであれば、日頃からギアをパーキング(P)に入れるよう習慣付けましょう。エンジンキーが回らないだけでなく、サイドブレーキの効きが甘い場合、車が動いてしまい思わぬ事故につながる可能性もあります。
ブレーキを踏んでいるか
キーはブレーキを踏んだ状態にないと回らない構造です。しっかりと奥までフットブレーキを踏んでいるか確認し、キーを回してみましょう。
軽くブレーキを踏んでいたり、シートの位置が遠くブレーキを踏めていないなど運転姿勢やブレーキの踏み方にも問題があるかもしれません。もう一度運転位置やフットブレーキの踏み方を確認し、奥までフットブレーキを踏みキーを回して確認しましょう。
クラッチを踏んでいるか
MT車マニュアル車の場合はクラッチを踏まないとキーは回りません。安全上のことも考慮すると、フットブレーキとクラッチを踏んだ状態でキーが回るか確認しましょう。
ハンドルロックされていないか
ハンドルロックがかかっているとハンドルだけでなく、エンジンキーも回らなくなります。ハンドルロックとはキーを抜いた状態でハンドルを動かしてしまった場合に起きる機能です。
ハンドルロックを解除する為にはブレーキを踏んだ状態で、ハンドルを軽く左右に回し同時にエンジンキーも回します。解除されるとハンドルが軽くなると同時にエンジンがかかります。ハンドルロックを解除するポイントは、ハンドルを動かした際動きが軽い方へ回すと上手く解除できます。