扁平率を変える方法とは?
「インチアップ・インチダウン」でホイールサイズを変える
タイヤの扁平率を変える方法の一つに、「インチアップ・インチダウン」というものがあります。
「インチアップ」とは、タイヤの外径を変えずに内径(ホイール)のみを大きくすることです。ホイールが大きくなり、外径が変わらないのであれば、すなわちタイヤの側面の厚みが薄くなります。タイヤ幅に対するタイヤの高さの割合が減るため、扁平率は低くなる計算です。
「インチダウン」とは、インチアップとは真逆にホイールのみ小さくすることで、タイヤ側面の厚みを増し、扁平率を高くすることです。
インチアップについて詳しくはこちら
タイヤとホイールのインチアップとは|計算方法からメリットやデメリットも解説
タイヤの幅を変える
タイヤの扁平率を変えるもう一つの方法が、シンプルにタイヤの幅を変えることです。
タイヤの外径を変えず、タイヤの幅のみを広くすれば、タイヤ幅に対するタイヤの高さの比率が減り、扁平率は低くなりますし、その逆もまた然りです。
ただし、車体からタイヤがはみ出るほど幅を広くしたり、タイヤの荷重能力を著しく低下させるほど幅を狭くすると、車両保安基準に抵触するので、サイズ変更は度が過ぎないようにしましょう。
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タイヤの扁平率、おすすめはどれくらい?
【高扁平率】60~80は乗り心地・燃費重視の人向け
高扁平率のタイヤは、サイドウォールの部分が厚くなるため、路面からの衝撃を吸収することができます。衝撃を吸収する力が大きいことで、乗り心地が良いことにつながります。
さらに、路面とタイヤの接地面が縦長になるため、転がり抵抗が小さくなり燃費の向上にもなると言われています。
【低扁平率】25~55はドレスアップしたい人向け
高扁平率のタイヤに比べ低扁平率のタイヤはタイヤよりもホイールが目立ちます。そのため見た目が変わることからドレスアップしたい方におすすめです。
ドレスアップはクルマ好きの憧れかと思います。初心者でも簡単にできるのがホイールの変更になります。しかし、ホイールを変更する時は扁平率を確認しましょう。インチアップをするときはタイヤの外径、ロードインデックス、タイヤのはみ出し及び干渉に気を付けてください。