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鳥のバトルロワイヤル。ドングリキツツキのバトルは相手が死ぬまで戦う。それを観戦しに集まる仲間も(ドングリ大量注意)

カラパイア

キツツキの壮絶なバトルロワイヤルは観戦者も集まる
キツツキの壮絶なバトルロワイヤルは観戦者も集まる/iStock

 新型コロナウィルスの影響で、大勢が集まってスポーツ観戦することはなかなか難しい昨今だが、自然界ではそんなことはまったく関係ないようだ。

 ドングリキツツキは、最良の縄張りとドングリ貯蔵庫を獲得するために、ライバルと死ぬまで戦う。その戦いは壮絶で、目をえぐられ、羽根を折られて血まみれになり、地面に落ちてもなおやめず、勝負がつくまで延々と続けられるという。

 新たな研究では、そんな壮絶な戦いを見物するためだけに集まってくる”観戦者”もいることがわかった。

すべてはドングリの為、壮絶な縄張り争いが繰り広げられる


 「ドングリキツツキ」にとって死活問題であるドングリを巡る争いと、それを見に集まってくるギャラリーについての新たな研究が、『Current Biology』誌に発表された。

 アメリカ、オレゴン州からメキシコにかけての森林地帯に生息しているドングリキツツキは、食料が乏しくなる冬を生き延びるために、枯れ木に穴をあけてドングリを詰め込み、冬に備えるいわゆる穀倉庫を作る。

 ほかの群れがそれを目当てに縄張りに入ってくると戦闘が始まり、勝った者だけがドングリをひとりじめできるというわけだ。

ドングリキツツキ
ドングリキツツキ/iStock

キツツキ・バトルロワイヤルは観戦者あり


 ドングリ貯蔵庫を作り、子孫を残すことができる群れの中心であるオスやメスが死んだ場合も権力が空白状態になり、バトルが勃発する。

 これまで親を助けて群れを支えるだけだった”ヘルパー”といわれる子どもたちにも、自分の王国を作り、子孫を育むチャンスがおとずれることになるからだ。

 無線タグを使って、ドングリキツツキの行動を追跡し、彼らの暴力的なバトルロワイヤルを観察することができた。

 おもしろいのは、無関係なほかのキツツキたちが、自分の縄張りをほったらかして、わざわざ遠くから飛んできて、参戦したり、バトルには関わらずに”観戦”する野次馬となることだ。

ドングリキツツキ
ドングリキツツキ/iStock

 なぜ、もともとの自分の縄張りを危険にさらしてまでして、わざわざ他人のバトルを見にくるのか、その理由はわかっていない。

 まさか人間が格闘技を見るように、娯楽目的で集まってくるわけではないだろう。研究者によると、誰がどこに棲んでいて、どのような関係なのかといった、そのエリアの勢力図情報を集めるための社交行事ではないかとのことだ。

 情報を収集していれば、他の群れのバランスが崩れた時に、その縄張りを徒党を組んで奪いに行ける。そこでまた、新たなるバトルロワイヤルが展開されるのかもしれない。

References:mentalfloss / smithsonianmag/ written by konohazuku / edited by parumo

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