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竹野内豊、異端な刑事裁判官役に共感「心に生じる“なぜ”を無視できない性格は似ている」

テレビドガッチ


竹野内豊さんが主演を務める『イチケイのカラス』(フジテレビ系、毎週月曜21:00~)が、4月5日にスタート。本作は竹野内さん演じる東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の刑事裁判官で、自由奔放で型破りな入間みちおらの活躍を描く爽快なリーガルエンターテインメントです。

竹野内さんが“月9”ドラマの主演を務めるのは、『流れ星』(2010年)以来、11年ぶり。新たな役柄に挑む竹野内さんに、ドラマの魅力や演じるみちおに共感する部分、共演の黒木華さんや新田真剣佑さんら“イチケイ”メンバーの印象や撮影時のエピソードなどを伺いました。

――刑事裁判官を主人公として描く民放連続ドラマは本作が初めてですが、出演のお話を聞いたときはどんなお気持ちでしたか? また、『ビーチボーイズ』(1997年)や『できちゃった結婚』(2001年)など、出演も多い月9枠に特別な思い入れはありますか?

“刑事裁判官”という職業に焦点が当たった連ドラは今まで無かったので、話を聞いた時は内容にすごく興味を持ちました。

月9ドラマへの出演は光栄ですが、「月9だから!」という気負いみたいなのは特に無くて。ただ、今は日本だけではなく世界中が大変な状況で、いろいろな思いを抱えている方がたくさんいらっしゃると思います。そんな中、『イチケイのカラス』を見て、少しでも楽しい気持ちになる方がいらっしゃるのならば、それは役者冥利に尽きると思いますね。

――ドラマでは、みちおとみちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走する“イチケイ”メンバーの活躍がコミカル&ビターに描かれます。原作では主人公ではない入間みちおがドラマでは主人公になりますが、原作や台本を読まれたときの印象をお聞かせください。

今回はよりドラマの世界観により入り込めるように、原作はあえて読まないようにしたんです。台本は、イチケイメンバーの会話のテンポが良く、一人ひとりのキャラクターが生かされていたので、きっと面白い作品になるだろうなと思いました。また、裁判に関することなど知らないことも多かったので、台本を読んですごく勉強になりました。

――これまで教師、刑事、弁護士、タクシードライバーなどさまざまな役どころを演じてこられていますが、裁判官役は初めて。専門知識など大変なことも多かったと思いますが、演じる上で意識したことがあれば教えてください。

本当に分からないことばかりだったので、撮影中は監修でいらっしゃる元裁判官の方に気になる点を都度聞いて役作りをしていました。裁判官は、人の今後の人生を左右する職業。みちおは型破りなキャラクターですが、そこの部分は丁寧に演じないといけないと気を付けていましたね。

――みちおは髭やカジュアルな服装も特徴ですが、ファッション等などで何かポイントはありますでしょうか? 

みちおは裁判官っぽくない型破りな格好をしていますが、実は彼の中では、髭は整えているし、シャツも襟がついているし、ある程度ちゃんとしているという自覚があるんです。なので、その匙加減が伝わるような衣装になっています。

――演じるみちおに共感する部分やご自身と似ているなと感じる部分などはありますか?

みちおは、絶対に冤罪を生まないように自らの足で現場検証を行って事件の真相を明らかにしていくという、心に生じる「なぜ」を無視できない性格で、そこは自分も似ていると思います。

――みちおに翻弄されるエリート刑事裁判官・坂間千鶴役の黒木さんとは初共演ですが、共演する前のイメージ、そして実際に撮影をされての印象の変化などがあれば教えてください。

共演する前は、勝手にもの静かな方と思っていたんです。ですが、現場でイチケイメンバーの小日向(文世)さんと話している姿が夫婦漫才のようで、印象が変わりましたね。専門用語なども多く撮影はすごく大変でしたが、黒木さんたちのやり取りが本当に微笑ましくて笑わせていただきました。黒木さんの笑顔は、現場を明るくしてくれます。

――新田さんとも初共演ですが、ご一緒してみてどのような印象を持たれましたか? 撮影現場でのエピソードがあれば教えてください。

実は『できちゃった結婚』の撮影中に、撮影見学に来ていた5歳の真剣佑さんにお会いしたことがあって。当時の真剣佑さんは本当に小さかったのですが、撮影現場ではすごく静かで、ちゃんとしていて、すごくいい子でした。

今回、それ以来ぶりにお会いして、自分よりも大きくなっていて驚きました(笑)。真剣佑さんがタピオカ好きということを聞いて、タピオカドリンクを差し入れたのですが、その時は子供のような笑顔で喜んでくれて。とてもかわいらしかったです。

――本作は、みちおと坂間のかみ合わないバトルをはじめ会話劇も見どころですが、現場で黒木さんをはじめ共演者の方とどのようにして芝居を作られているのでしょうか? アドリブなども多かったりしますか? 会話劇で特に意識していることがあれば教えてください。

裁判シーンなど専門用語も多かったので、アドリブはあまり無くて。会話劇は、お互いの間であったり、緩急が大事だと思うので、相手がそうきたか、じゃ自分はこうしようとする人の集まりだったような気がしますね。演じていて、とても面白かったです。イチケイメンバーは仲が良く合間も結構話をしていて、笑いの絶えない現場でした。

――みちおは、先入観に一切とらわれない自由な観察眼と、徹底的に調べ上げる探究心を持っていますが、竹野内さんが今、徹底的にハマっているものなどがあれば教えてください。

先日、占いの番組に出演した時に、“江戸時代の刀鍛冶だった人”と言われまして……。実際、刀とかにものすごく興味があるので、そこは極めたいなと思っています。

――最後に、作品を楽しみにしている視聴者の方に向けて、見どころを含めたメッセージをお願いします。

裁判官に焦点を当てた連続ドラマは初めてとなります。裁判官も、ご覧になってくださる視聴者の皆様と同じ一人の人間です。「人が人を裁く」ということがいかに難しいかということを、一緒に考えていけるような作品に仕上がっていると思いますので、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです。

(文:高山美穂 撮影:高藪望)

<第1話あらすじ>
入間みちお(竹野内)は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の刑事裁判官。先入観に一切とらわれない自由な観察眼と、徹底的に調べ上げる探究心を持ち、弁護士団や検察官の双方から恐れられているクセ者だ。そんなみちおを見守っているのは、イチケイの部長裁判官・駒沢義男(小日向)と、裁判所書記官の石倉文太(新田)。また、主任書記官・川添博司(中村梅雀)、姉御肌の裁判所書記官・浜谷澪(桜井ユキ)、新人の裁判所事務官・一ノ瀬糸子(水谷果穂)も、しばしばみちおに振り回されつつ、イチケイを支えているメンバーだ。

そのイチケイに、若くして特例判事補になったエリート・坂間千鶴(黒木)が赴任する。東大法学部出身の坂間は、冗談が全く通じない堅物タイプで、迅速さと効率性を重視している。坂間がイチケイに異動してきた目的は、事件の処理件数が信じられないほど少なく、会社なら倒産レベルの“赤字”状態であるイチケイを立て直すためだった。

駒沢は、さっそく坂間にみちおと組むよう指示する。みちおを裁判長に、坂間と駒沢の3人で審議する合議制で取り組むことになった起訴案件は、大学生の男が衆院議員の江波和義に全治1か月のケガを負わせた傷害事件だった。

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