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就活生が「本当に入りたい」会社ランキング NTTデータ、ニトリ、アクセンチュアが人気上昇、商社と航空会社が転落のワケ

J-CAST会社ウォッチ

新型コロナウイルスの感染第4波が猛威をふるい、多くの就活イベントが中止に追い込まれるなか、2022年卒業予定の大学生たちは就職活動を頑張っている。就活生はいったいどんな企業の、どこに注目しているだろうか。

就職・転職のジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワークが全国10万7000人の学生ユーザーを調査した「2022年卒就活生が選ぶ、就職注目企業ランキング」vol_82を、2021年3月30日に発表した。

男子7万9000人、女子5万8000人、文系8万5000人、理系4万6000人、その他6000人。それぞれの大学生が選んだベスト20位の企業から見えてくるものは――。

男子のIT系企業、女子は食品会社が人気

「OpenWork」は、主に社会人の会員ユーザーが自分の勤務している企業や官庁などの口コミ情報を投稿するサイトだが、社会人のほか、口コミを通じて生々しい企業の就職情報を得ようとする学生ユーザーも多く登録している。2021年3月7日現在、約24万人の学生ユーザーが登録しているという。

今回の調査は、2022年卒業予定の学生ユーザー約13万7000人が、特にどの企業に注目して口コミ情報を調べたか、検索件数を元に調査した。「検索件数が多い企業ほど人気が高い」と評価したわけだ。

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まず男女別では、男子学生の1位は情報サービス専業企業として日本最大手のNTTデータ、2位は外資系コンサルト会社のアクセンチュア、3位に日系メーカーからソニー(電気機器)がランクイン。野村総合研究所などのコンサルタント会社や、トヨタ自動車、日立製作所、パナソニックなどの製造業、日本アイ・ビー・エム、楽天、SCSKなどのIT会社などと、バランスよく選んでいるのが特徴だ=下表参照。


(表1)【男女別】就職注目企業ランキング(openwark制作)

また、高い給与で有名なキーエンス(企業向けの機器の開発・販売)が今年も上位にランクイン。逆に、数年前までは上位を独占していた総合商社は1社も入らなかった。昭和の「モーレツ社員」と年功序列のイメージを残すとされる点が敬遠されたようだ。

一方、女子学生の1位は、働き方改革の推進で評価が高い家具小売りのニトリに。2位はNTTデータ、3位に総合不動産業のオープンハウスがランクイン。男子同様、楽天やSky、SCSKなどのIT関連企業が上位に入った。サントリーホールディングスや味の素などの食品会社がランクインしたことが女子学生らしい。

しかし、昨年とガラリと変わったのは、ANAや日本航空(JAL)といった航空会社と、東京ディズニーランド&シーを運営する人気企業のオリエントランドなどのレジャー系がランク外に落ちたことだ。コロナ禍による業績の悪化が響いた形だ。

それぞれ、どういった働きがいや成長環境にあるのか、新卒入社した社員の口コミから各企業の魅力を探ると――。

NTTデータ「大規模なシステム構築に関われること。常に成長機会を与えることを念頭にタスクを振ってくれるので、自分にとって常時新しいことを模索しながら進めていくのが楽しい。研修はかなり手厚く、新卒入社後すぐに2か月は集合研修として、社会人としてのマナーやビジネス思考、システムの基礎を学ぶ。現場配属後も、2年間の育成期間中は必須のシステム研修が多く準備されている。その他、部署ごとに必要な資格を取得できるし、社内研修にも自由に参加できる」(アプリケーションコンサルタント、女性)
キーエンス「半年で自分のテリトリーを持ち、数字に責任を持つこと。良くも悪くも一人で営業するため成功も失敗の自分の責任であること。目標数字はあるが、目標に対する手段はある程度個人に任せられる。成果が出た際は正当に評価される。基本的な社会人としての考え方、スキルがつく。かなり細かいことも指摘されるため、ストレスに耐えられることができれば、他社の一年目より何倍ものスピードで成長できると考える」(営業、男性)
ニトリ「基本的には新卒・中途で入っても、店舗運営部の店舗担当者からキャリアがスタートする。そこでどれだけ本部へ提案したか、上司に認められたかで評価が決まってくる。クレーム対応などの店舗運営のスキルが高くても決して評価に直結するわけではない。他部署への異動は、キャリアプランで言い続けるか、良い評価をもらうことが前提にあり、通常業務の先には店長というキャリアが若い世代には見えてくる。働きがいは、人間関係を抜きにすれば、オペレーションを回していくことや、顧客対応が好きな人には最高の環境ではないかと思う。業界の中でトップクラスに仕組みが整っている。社外で通用するスキルかどうかは分からないが、ニトリで生涯勤めるのであれば、店舗運営の知識は最低限必要だ」(店舗運営部、男性)
Sky「同じ仕事を繰り返すことはまずないので、日々何かしらの学びがある。新人研修やOJT(職場内訓練)を通して、開発をしていて何かしらの壁にぶつかっても『何がわからないか、どんな問題が起きているか』を把握する力が身についた。開発者としての力が認められると、自分の手を動かすことよりチームマネジメントの比率が大きくなるので、早期にマネジメント力を伸ばせた」(開発、男性)

文系は働き方改革、理系はモノつくりのメーカー

文系・理系別の就職注目企業ランキングでは、文系学生の1位はアクセンチュア、2位にオープンハウス、3位にニトリがランクインした。また不動産業界では三井不動産が15位と上位に入ったのが目を引いた。ニトリと三井不動産は、ともに男性の育休取得推進を含めて働き方改革で高い評価を得ている企業だ。ここでも総合商社は不人気で、1社も入らなかった。

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