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韓国時代劇の名作『オクニョ 運命の女(ひと)』が愛され続ける理由とは ?

キネマ旬報WEB

韓国時代劇の名作『オクニョ 運命の女(ひと)』が愛され続ける理由とは ?

韓国時代劇の名作『オクニョ 運命の女(ひと)』が、お得なコンパクトセレクションDVDシリーズでリリース。そこで、『オクニョ 運命の女』の魅力を今改めて紐解くと共に、いつの時代も愛される韓国時代劇を厳選してご紹介します。

多彩なキャストが織りなす時代劇 『オクニョ 運命の女』の見どころ 

16世紀半ばの朝鮮王朝時代。刺客に襲われた妊婦が監獄に逃げ込み、女児を出産後に命を落とす。オクニョと名付けられ、監獄で育てられた彼女には生まれ持った才能があった。囚人たちから教わる法や易経などの知識や武芸を修得し、成長したオクニョは、やがて母の死の真相を明らかにする中で、国を揺るがす陰謀に巻き込まれていく…。

見どころは何といっても、多彩なキャストが時代劇で魅せる演技力。典獄署で生まれ育ち、囚人たちから幅広い知識や武芸を学び、何をやっても並はずれた力を発揮する、明るく元気で聡明なオクニョを演じるのは、今や新世代の「時代劇クイーン」の異名を持つチン・セヨン。本作は、彼女をトップ女優の座に引き上げた作品と言えるだろう。監獄育ちでありながら、母の死の真相を突き止めたいと願う、聡明にして芯の強いヒロイン像を本作で確立させた彼女の演技はまさに必見である。

そして、頭脳明晰で腕っ節が強く、商売を広げて金と権力を手に入れ、ある目的を果たそうとしている商人のユン・テウォンを演じるのは実力派俳優コ・ス。初の時代劇作品として本作に出演し、普段はぶっきらぼうだが、いざとなるとオクニョを助けるユン・テウォンを熱演し、「朝鮮時代のツンデレ」というニックネームも付いた。

ほかにも、『ホジュン~宮廷医官への道~』以来、イ・ビョンフン監督とは2度目のタッグとなるチョン・グァンリョル扮する、典獄署(チョノクソ)の地下牢に20年間囚われていた謎の人物でオクニョに武術と学問を教え、身を呈してオクニョを守る姿は必見。また、朝鮮3大悪女として名高いチョン・ナンジョン役を好演したパク・チュミは、主役を圧倒するほどの演技力で物語をより際立たせている。

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『オクニョ 運命の女(ひと)』が愛され続ける理由とは? その1:韓国時代劇の巨匠イ・ビョンフン監督が作る“勧善懲悪”の世界

本作が愛される理由は、何と言っても、本作品が韓国時代劇の巨匠イ・ビョンフン監督最新作であることだ。イ・ビョンフン監督と言えば、『宮廷女官チャングムの誓い』、『イ・サン』、『トンイ』など、数々の名品を世に送り出してきたことで有名。その巨匠が満を持して作ったのが本作である。イ・ビョンフン監督の作品には「安心感」がある。最も特徴的なのが、ほとんどの作品に共通するテーマが“勧善懲悪”な物語であること。主人公は悪役の存在により、何度も窮地に立たされるが、様々な努力の末に道を切り拓いていく。そして悪役は最後に必ず罰を受ける。この「悪いものは必ず最後に罰を受ける」という徹底した“勧善懲悪”こそが作品と観る者に「安心感」を与えているに他ならない。

その2:「安心感」、「人間味あふれる悪役」、「魅力的な脇役」

また、「人間味あふれる悪役」の存在もイ・ビョンフン監督作品の特徴の一つとしてあげられる。例えば、『トンイ』の序盤では決して悪役として描かれていないチャン・ヒビン(張禧嬪)は、トンイの出現によって、次第に粛宗(スクチョン)からの寵愛を失うことになる。やがて、一人の女性としての嫉妬心がチャン・ヒビン(張禧嬪)を悪女へと変えていくのだが、そこに至るまでの、葛藤や苦悩もしっかりと丁寧に描いているところも魅力的である。

他にも、イ・ビョンフン監督の作品には「イ・ビョンフンファミリー」と呼ばれる脇役陣が数多く登場する。本作では、コン・ジェミョン(商団の大行首)役を演じたイ・ヒドや、チョン・マッケ(チョン・ナンジョンの兄)役を演じたメン・サンフンなど、イ・ビョンフン監督の作品では、お馴染みの顔ぶれがコミカルさを与えている。そして、身寄りのない主人公を親のように面倒を見てくれる存在も見逃せない。本作では、チ・チョンドク(オクニョの継父)がオクニョの成長を助けながら、父親らしい人間になろうとする役を務めている。

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