解説
森田まさのりのベストセラー漫画をTVドラマ化して高視聴率を記録した「ROOKIES」の劇場版。3年生に進級したニコガク野球部の面々が、熱血教師・川藤と共に最後の夏の甲子園を目指す。川藤役に佐藤隆太、生徒役に市原隼人、小出恵介らおなじみのキャストが再結集したほか、「ハンサム★スーツ」の山本裕典、「グミ・チョコレート・パイン」の石田卓也ら新たなメンバーが参加。監督はTVドラマ版の演出も手掛けた平川雄一朗。
(提供元:映画.com)
三度の飯より映画ファンさん ★★★★★
2008年から土曜ドラマとして親しまれた『ROOKIES』。ニコガクの野球部を率いる先生・川藤幸一役の佐藤隆太は、実はこれが初の連ドラ主演だったのですが、なんとも『ROOKIES』にかなり思い入れの強い役者さんなんです。
そもそも彼は原作の大ファンで、作者の森田先生に手紙で直談判したとのこと。自分が川藤を演じるのにふさわしい役者になるまで、映像化は待ってほしいと訴えてたのです! それに応えて、森田先生もたくさんのオファーを蹴って、最終的に佐藤隆太主演でドラマ化することになりました。
そういった佐藤隆太のアツい思いが背景にあるのも含めて、この劇場版『ROOKIES -卒業-』を観ると、余計に泣けてくるものがあります。一応ストーリーはドラマの地続きとなっていますが、オリジナル要素も強く、ついにニコガクの野球部が3年生になって甲子園に向かう様子を描いています。本作だけを観てもわかりやすい内容なので、観れなくはないですが、やはり生徒一人一人のエピソードを理解したうえで予選大会の攻防戦とかを見ると、感情移入の仕方が全然違うのでドラマ版の復習をおすすめします。もう普通に実在する高校の甲子園を応援している気になるのですよね。最高の野球映画であり、最高の青春映画です。
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