ところが、新型コロナウイルスの感染拡大でインバウンドが失速。学校の休校や外出自粛などで来客数が急降下。2021年2月8日に事業を停止し破産手続きを開始した。その後、法人在庫商品の買い取り、再流通を手掛ける株式会社shoichiが三日月百子からミカヅキモモコ事業の一部を譲受すると発表。店舗名を引き継いで運営していくことを明らかにした。
ミカヅキモモコの経営破たん綻は、コロナ禍では、それ以前にも増して、価格帯や立地、顧客層によって明暗が分かれることを示唆。帝国データバンクによると、ワンコイン業態の各社は、クオリティーやデザインの見直し、最新のトレンドや細かな需要をつかむ新商品の投入など、価格面以外の訴求力で顧客獲得に繋げられるよう戦略を練っている。