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寒さで凍えている子犬たちを救うため、人間に助けを求めた母犬の物語(セルビア)

カラパイア

小犬を救うため人間に助けを求めた母犬の物語

 どうしても守りたいものがある。だが自分だけの力ではそれが叶わない。そんな時動物たちは、藁にもすがる思いで予想外の行動にでることがある。

 南東ヨーロッパのセルビア共和国での出来事だ。雪深い極寒の時期、母犬は寒さをしのぐため、排水管の中で子犬を育てていた。

 だが厳しい寒さから子犬たちを守ることはできない。母犬は近づいてきた人間を見ると排水管の外に出て、何かを訴えかけるような目をした。人間たちに助けを求めたのである。

Brave Mama Dog Asks Strangers To Save Her Babies | The Dodo

小犬たちを守るため、人間に助けを求めてきた母犬


 セルビア共和国の動物救済施設『Dog Rescue Shelter Mladenovac, Serbia』が、地元住民から「道路脇の排水管の中に犬がいるようだ」と連絡を受けた。

 氷点下を下回る極寒の時期で凍死する恐れもある。心配した施設のスタッフ2名がすぐに現場へ駆け付けた。

 すると、雪に覆われた排水管の中から1匹の犬が出てきて、スタッフに向かって尻尾を振って近付いてきた。

 犬は、まるで人間に助けを求めているかのように、必死で何かを訴えようとしていた。そこで、スタッフが排水管の中を覗くと、そこには3匹の子犬がいた。

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image credit: youtube

 子犬たちは、人間の姿を見て怯え、威嚇の声を発した。なんとかして3匹を排水管の中から出さねばと思ったスタッフは、子犬たちに呼びかけてみたが、一向に出てこようとはしなかった。

 そこで、スタッフは母犬を一旦排水管の中に戻しもう一度呼びかけてみた。そうすれば、母犬について子犬たちが一緒に出てくると思ったのだ。

 しかし、母犬が排水管の外に出ても、子犬たちは3匹固まって排水管の真ん中から動こうとはしなかった。


救助に成功、4匹は無事に施設へ


 最終的に、スタッフ2名は母犬だけを先に車の中に入れ、排水管の両側に互いに周った。

 1人が細長い棒を使って中にいる子犬たちに届くように突くと、反対側のもう1人は子犬たちが自分の方へやってくるのを期待した。

 この方法は見事成功。ついに3匹の子犬たちは排水管から出ることができ、スタッフは母犬と一緒に施設へと連れ帰った。

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image credit: youtube

 4匹は、獣医によって寄生虫などの治療や予防接種などを受けた。もう雪に覆われた寒い排水管の中で凍えて身を守る必要はない。施設には、温かい寝床とたっぷりの餌が用意された。

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image credit: youtube

 スタッフに「ヘラ」と名付けられた母犬は、子犬ともども助けてもらったことに感謝の気持ちを示すかのように、救助したスタッフにキスした。



 子犬たちがもう少し成長すれば、ヘラと一緒に養子縁組に出されることになっているということだったので、今頃は4匹が温かな飼い主のもとで、幸せに暮らしているといいな。

written by Scarlet / edited by parumo

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