2020年、コロナ禍でも「働きがいのある会社」の1位に選ばれた会社(従業員規模1000人以上の大規模部門)は、ネットワークシステムやソリューション販売などを提供する「シスコシステムズ」だった。

100~999人の中規模部門は、経費精算、請求書や出張管理のクラウドサービス事業を展開する「コンカー」、25~99人の小規模部門は格安・大量の動画制作サービスの「フラッグシップオーケストラ」が1位に輝いた。
世界約60か国で、「働きがいのある会社」を世界共通の基準で調査・分析しているGreat Place to Work(R) Instituteの日本法人(GPTWジャパン)が、日本の「働きがいのある会社 2021年版」ランキングを、2021年2月16日に発表した。
在宅勤務、テレワークの実施がカギ
日本における「働きがいのある会社」ランキングは、今年で15回目の発表。この1年は多くの企業が新型コロナウイルスの影響を受け、働き方やマネジメントの在り方が激変した。そんな状況でもさまざまな創意工夫を凝らし、依然として従業員の高いエンゲージメントを引き出している企業、全160社がランキングに名を連ねている。
ランキングを見ると、中規模企業~大規模企業のトップ10は、前年トップ3に名前が挙がった企業が、どれもベスト10圏外に後退。大規模部門では、ディスコ、アメリカン・エクスプレス、モルガン・スタンレーは、ベスト10外からのランクインとなった。
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GPTWジャパンでは、
「規模を問わず、在宅勤務、テレワークを実施している企業で従業員の満足度が高い」
としている。