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日本で月1万円の家賃だと、どんな感じの物件になるんだろう?もちろん築年数、場所や広さによっても違うだろうが、ロシアなら、結構満足度の高いレベルの物件が見つかりそうだ。
あるロシア人男性が自身のYoutubeチャンネルで、彼が数年前に借りたというロシアの家賃1万円のアパートの様子を公開した。
ちなみに1万円の中には電気・ガス・インターネットなどの諸経費も含まれている。狭い物件だが庭付きだ。先進諸国の中ではとびぬけて安い。
What Will Get You In Russia for $100/month. Apartment Tour. Cheap Russian house
月額1万円のアパートの中身は?
ロシアに住むダン・シーコズさんは、英語をペラペラ話せるようになるのが夢で、数年前からYouTubeの動画を見ながら英語を学び始めた。
英語習得の為、自身のYoutubeチャンネルトを開設し、英語で会話しながらロシアのこと、日常の様子などを投稿している。
ダンさんは結婚しており夫婦で暮らしているそうで、そのアパートの中を公開してくれた。
広さは18平米くらいだが庭付きだ。リビング兼夫婦の寝室となる部屋には、ソファベッドとパソコンを置いた小さなデスクがある。

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キッチンには必要最低限の家電があるのみで、妻が時々ラップトップを使うという小さなデスクが置いてある。

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冷蔵庫を置くスペースがないため、冷蔵庫は狭い廊下部分に設置されてある。
また、バスルームには浴槽がなく、シャワーのみ。

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広くも新しくもないが、世界の多くの国に比べれば間違いなく安い。
更に家から一歩出ると裏庭がついている。

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庭にはダンさんが植えたチェリーの木々が数本ある他、じゃがいもやキュウリ、トマトを栽培できる家庭菜園のスペースもある。

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更に、小さなテーブルを置いてお茶を飲める場所もあり、なかなか快適な場所のようだ。これで1万円はどう考えてもやすい。
家賃以外の諸費用も安い!トータルで月約1万円
英語で家の間取りを説明するダンさんは、次に生活費や家賃を公開したが、家賃のみならず生活費も安かった。

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ダンさんによると、この小さな家には年間10ドル(約1060円)の住居税がかかる以外に、それぞれの月の諸費用はこんな感じだそうだ。
水道代:最大2ドル(約210円)
電気代:8ドル(約850円)
ゴミ処理:1人あたり月2ドル(約210円)夫婦なので420円の支払い
ガス暖房費用:夏場の2ドル(420円)~冬場の25ドル(約2650円)を変動
インターネット料金:10ドル(2100円)
家賃:夏25ドル(約2650円)、冬49ドル(約5200円)
これらは、ロシア通貨のルーブルからアメリカドルに変換されているが、どれを見ても月にかかる生活費用は驚くほど安い。
ロシアで家賃1万円前後は一般的な物件
なぜこんなに安いのか?それはロシアだからだ。ロシアでは、日本やアメリカなどの生活水準とは大きく異なり、極端な地域の貧富差もあるようで、動画の中でもダンさんが「自分は裕福ではないし、ロシアでは月の家賃が100ドル(約10600円)~150ドル(約16000円)の家は一般的」と話している。
ダンさんの動画を閲覧した他国のユーザーからは、ロシアの生活水準に驚きの声があがったが、何よりダンさんの英語を称賛するコメントが多数寄せられている。
written by Scarlet / edited by parumo