
野良犬や野良猫をペットとして迎え入れる。よくある話のようで、なかなか簡単なことじゃない。ずっとひとりで生きてきた彼らは、ニンゲンに対して警戒心を持っていることも多いし、ケガや病気を抱えていることも。
今日はそんな1匹の野良猫が、飼い猫としてのあらたな猫生をスタートさせるまでのお話しを紹介しよう。
Stray Cat Decides To Move Into Guy’s House | The Dodo Cat Crazy
1年ほど前のこと、イギリスに住むトゥーミーさんの元へ、お母さんからこんな猫の写真が届いた。最近庭にやって来る野良猫なんだそうだ。
猫にはマイクロチップが埋め込まれておらず、いつからこうして野良暮らしをしていたのかもわからない。

だが彼はトゥーミーさんたち家族がドアを開け、名前(「ボイジー」という名前をつけてやった)を呼ぶとやって来て、ご飯とモフをねだるのだ。
最初のうちはニンゲンに対し警戒心の強かったボイジーも、徐々にトゥーミーさん一家に心を開いてくれたようだった。

ある朝のこと、トゥーミーさんはいつものようにドアを開けて名前を呼んだが、ボイジーは姿を見せなかった。お母さんは「野良猫だもの、心配ないわ。そのうちまた顔を見せるわよ」と言っていたけど、撮影者さんは気が気じゃなかった。
心配でたまらないトゥーミーさんは、ボイジーのための家を用意して待っていた。すると3日後、「なんだかボイジーの気配がするんだけど」と言うお母さん。
ドアを開けると、そこには何事もなかったかのようにご飯をねだるボイジーの姿が!

「どこに行ってたんだよ! 心配したよ! なんで黙っていなくなるんだよ!」と、トゥーミーさんは喜びを隠せずにボイジーに語りかけていた。
野良猫だったボイジーは、トゥーミーさんが用意したおうちを気に入ってくれたみたい。

そしてトゥーミーさんたちは、ボイジーを正式に飼い猫として迎えることに。ボイジーはすぐに家の中の居心地の良さに気づいたようで、安心してくつろいでくれるようになった。
初めて「家族」として過ごしたクリスマス。
そしてこれがボイジーの最新の写真だよ。もうすっかり家猫になって、オモチャやお布団のある生活を満喫しているそうなんだ。
written by ruichan