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ポルトがユベントスを圧倒できた理由とは? C・ロナウドを無力化、指揮官が徹底的に植え付けた規律と精神力【CL分析コラム】

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ポルトがユベントスを圧倒できた理由とは?  C・ロナウドを無力化、指揮官が徹底的に植え付けた規律と精神力【CL分析コラム】

試合はすぐに動いた

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメント1回戦1stレグが現地17日に行われ、ポルトが下馬評を覆してユベントスに2-1で勝利を収めた。スコア以上に両チームの試合内容には大きな差があった。ポルトがセリエA9連覇中の強豪を圧倒できたのはなぜだろうか。(文:舩木渉)

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「明日はポルトの特徴であるキャラクターや勇気を示さなければならない」

 現地16日に行われた記者会見のなかで、ポルトに所属するメキシコ代表MFヘスス・コロナは力強く自分たちのあり方について説いた。そして、翌日に迎えたUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦1stレグ、ユベントス戦で見事に言葉通りのパフォーマンスを披露した。

 試合開始から1分、ポルトは最高の形で先制点を奪った。相手がGKまでボールを下げ、攻撃を組み立て直そうとしたところで生じたわずかな隙を見逃さず、イラン代表FWメフディ・タレミがゴールネットを揺らした。

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 ユベントスのGKヴォイチェフ・シュチェスニーがペナルティエリア内で味方とパス交換を試みると、MFロドリゴ・ベンタンクールの緩いバックパスにタレミが反応。受け手となるシュチェスニーにプレッシャーをかけ、滑り込むような形で先にボールに触ってゴールに押し込んだ。

 ベンタンクールも近距離のリターンパスで気を抜いていたのか、タレミがすぐ近くで虎視眈々とボール奪取を狙っていたのを見逃していたのかもしれない。この先制点により、ポルトにとっては理想的な展開になった。

 1点リードしたホームチームは極めてコンパクトな4-4-2の守備ブロックを形成し、中央をきっちりと固めた。反撃の機会をうかがうユベントスも、横30m×縦20mほどに10人が等間隔で並ぶ相手の陣形を崩せない。ほとんど危険なスペースに縦パスを入れられず、両サイドにボールを出し入れするしかない時間が続いた。

 おそらくハーフタイムが明けるとともに何らかの策を打ち、流れを変えたかったのだろう。ところが後半の立ち上がりに再びポルトが牙を剥く。

後半開始直後にも…

 後半開始のキックオフが鳴ると、ポルトは敵陣深くにロングボールを蹴って、クリアのこぼれ球を回収。ユベントスの陣形が整う前に仕掛け、細かい連係で右サイドを攻略。右サイドバックのDFウィルソン・マナーファがMFセルジオ・オリヴェイラやコロナとのパス交換でペナルティエリア右脇に抜け出し、マイナス方向へ折り返すと、最後は相手ディフェンスの隙間を縫って顔を出したFWムサ・マレガがゴールネットにシュートを流し込んだ。

 仕切り直しの後半が始まってわずか18秒で、ポルトが追加点を奪ったのである。2得点はいずれも前半開始1分(公式記録では2分)と後半開始直後の18秒(公式記録では46分)という電光石火の早業だった。

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