この「捕まってないだけの詐欺師」という大悟の言葉が、西野の退社騒動を報じる多くの記事で引用されたのだ。
「『映画の台本とチケットをセットで販売できる権利』をオンラインサロンで販売するなど、西野の前例のないビジネス手法に違和感を持つ人たちにとって、『捕まってないだけの詐欺師』という表現は、合点のゆくものでした」(同前)
本誌が2021年2月16日号の記事に際して直撃したときには、「(あのバトルは)ネタですね」と爆笑していた西野。芸能記者も、こう語る。
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「大悟は吉本では、西野の1期先輩です。ところがキングコングのほうが先に売れてしまい、芸人としては複雑な立ち位置でした。あのツッコミは、先を越されたことへの意趣返しと、愛あるイジリとが半々といったところではないでしょうか」
しかし、“因縁の後輩” が退社してしまった今、バトルをする機会も減ってしまいそうだ。本誌は、タクシーで品川駅に降り立ち、新幹線乗り場へ向かう大悟にその胸中を直撃した。
――西野さんが吉本を退社されました。
「今後は、一緒に仕事する機会が減るのかな。だとしたら、残念ですね」
――今後の西野さんの活動については、どうですか?
「もちろん、応援したいと思ってますよ! 西野だったらどんな世界でも立派にやっていけるはず。『プペル』は、まだ観てないけどな!」
そう語り、西野に力強いエールを贈った大悟。その期待に、西野は応えられるのか。
「もともとテレビ出演は少なかったので、退社の影響はないでしょう。ただ、西野のほかのビジネスには支障が出るかもしれません。とくに映画に関しては、公的機関を絡めたイベントも多く、『吉本興業の西野亮廣だから』と安心して仕事を依頼していた自治体や企業が、手控える可能性はあります」(前出・芸能記者)
西野は海外進出も明言している。ぜひ “捕まらず” 活躍してほしい。
(週刊FLASH 2021年2月23日号)