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町田啓太、バーテンダー役に挑戦「かっこよく撮ってくださっているんじゃないかな(笑)」『西荻窪 三ツ星洋酒堂』インタビュー

テレビドガッチ


町田啓太さんが連続ドラマ初主演を務めるドラマ特区『西荻窪 三ツ星洋酒堂』(MBS、毎週木曜24:59~ほか)が、2月11日よりスタートします。

「ミステリーボニータ」(秋田書店)で連載中の浅井西によるマンガをドラマ化。舞台は、東京・西荻窪の片隅にひっそりと佇むバー“三ツ星洋酒堂”。思い悩む人々が、町田さん演じる美しいバーテンダー・雨宮涼一朗のカクテル、無口なシェフ・中内智(藤原季節)が作る缶詰料理、オーナー・小林直樹(森崎ウィン)が醸す雰囲気に包まれ、思いの丈を吐き出すことで、少しだけ前を向ける……。そんな人間ドラマが描かれます。

満を持しての連ドラ初主演を「純粋に嬉しい」と喜ぶ町田さん。役作りの難しさから、人気上昇中の今、率直に思っていることまで、終始にこやかに語ってくれました。

――まずは、役作りについて聞かせてください。

原作は連載が始まって半年足らずということで、まだまだ先が見えない中、(ドラマでは)物語を進めていくことになります。なので、原作の性格やキャラクター性を踏まえながら、脚本に書かれた雨宮との“いいとこ取り”というか(笑)。自分なりの面白みを足して、みなさんと一緒に楽しいもの、温かく柔らかいものが作れたらな、と思いました。

――雨宮の柔らかさについて、どんなことを意識していますか?

「彼が、どうして柔らかく丁寧に人を気遣えるのか」を僕もすごく考えたんですけど、人を気遣うことによって相手が少し前を向けるようになることで、自分も勇気をもらったり、自分自身の価値を見い出したりしているのかなって。そういうところからくる柔らかさは、大事にしていけたらいいなと思います。

――今回、バーテンダー役に挑戦ですね。

世界的に有名なバーテンダーの方から丁寧に教えていただいているんですけど、(撮影まで)あまり日がない時に練習を始めまして(苦笑)。不安要素もあるし、ちょっとドキドキしています。グラスを出す時にはなるべく口元から離れた下のほうを持つとか、お客さんに対する所作もたくさんあるんですよ。そこは大切なところだと思っているので、現場でも「今ので大丈夫ですか?」と細かく確認させてもらっています。

――藤原季節さん、森崎ウィンさんとの3人の関係性が、物語のカギとなりそうです。

ウィンくんは、数年前にたまたまバラエティ番組で一緒になって、休憩の時にちょっとだけ話したことがあったんですよ。その時、同い年ということで話が盛り上がって、「いつか、何か一緒にできたらいいね」と話していたので、ウィンくんの名前を聞いた時には楽しみでしたね。ウィンくんは飛行機が大好きなんですけど、僕も高校時代に航空学校に行っていたので、現場に入ってからもすぐに打ち解けられました。無邪気に喋る方で、すごく素敵です。

季節くんも、「(飛行機の)映画とかもいろいろとありますもんね」と話しかけてくれて。そこから「『トップガン』が好き」とか作品の話をして、すぐに仲良くなれました。実年齢は下なんですけど、話していてまったく年下感がないというか。すごくしっかりしていて、まっすぐです。

おふたりともとても温厚なので、このドラマの雰囲気に合っていると思いますし、演じるキャラクターも魅力的。3人のシーンは楽しんでもらえるんじゃないかなと思っています。

――もし、プライベートで三ツ星洋酒堂の前を通りかかったら入りますか?

入りたいと思いますね。外観はすごくオシャレなんですけど、ギラギラはしていなくて落ち着いた雰囲気なので、入りやすいんじゃないかな。実は脚本上、古本屋さんとお花屋さんの間に三ツ星洋酒堂があるんです。そしたら、たまたま西荻窪にそういう場所があって、これは運命だなと。(外観を)撮影したお店自体、実際はバーじゃないんですけど、そんなところにあるバーなら入りやすいし、おもしろそうと思ってしまいますね。

――もともとの西荻窪に対するイメージと、撮影をして気づいた魅力などがあれば聞かせてください。

あまり馴染みがなくて、プライベートで行ったことはないと思います。でも、ゆったりしている空気感が魅力的ですよね。同じ業界の方でも、住んでいる方が多いみたいなんです。初めから六本木とか渋谷に住むんじゃなくて、西荻窪でちょっと落ち着きながら夢を膨らませて叶えていく人たちが多いと聞いて、なるほどなって。たしかにそういう雰囲気があるんですね。隣のお花屋さんもご夫婦仲が良くて、「絶対見るからがんばってね」と温かく話しかけてくださるんです。地元を思い出すというか、不思議で、素敵な街だなと思いました。

――本作への出演が発表された際、原作について「雨宿りのような物語だなと感じた」とおっしゃっていました。町田さんにとって雨宿りのような場所はありますか?

場所もありますし、人もありますね。古くから自分を知ってくれている地元の友達もそうですし、大学とか高校とか、いろんなところで出会った友達もそう。その人といる場所が大事ですし、雨宿りだなと思います。

あとは、温泉ですね(笑)。ゆったりできるし、気分もちょっとよくなって、解放して喋れちゃうんですよね、自然と。気分転換をしたり、自分をちょっと顧みたり、初心を思い返したり。僕にとって、大事な時間だなと思っています。

――『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)や『今際の国のアリス』(Netflix)などへの出演を経て、日本はもちろん、アジアでの人気も上昇中かと思います。ご自身の中で、心境の変化を感じていますか?

変化はすごくありました。たくさんの方に見ていただけていることが伝わってきましたし、「楽しい楽しい」というお声も、いろんなところからいただきました。もちろん直接だったり、知人を通して伝えてくださったりもして。誰かを通してでも伝えてくれるほどの気持ちって、やっぱりすごく嬉しいんですよね。SNSなどでもコメントをいただいて、勇気をもらえました。

――日本と海外のファンはここが違う、と感じる部分はありますか?

日本とか海外とかはあまり関係なくて、人によるのかなとは思います(笑)。でも圧倒的に違うのは、言葉かもしれないですね。字幕なしで見る事ができる人は少ないと思うんですけど、それでも楽しんでもらえているのは、すごいことだなと思います。それに、海外のみなさんに見てもらっていることを、日本で楽しんでくれている方たちが一緒に喜んでくれるのも嬉しいですね。あまり壁はないんだと思えたし、機会があれば、垣根のない作品が作れたらいいなと希望が持てました。

――最後に、本作の第1話で「ここだけは絶対に見逃さないで!」というシーンを教えてください。

「ここだけは!」かぁ……難しいなぁ(笑)。でも、全体的に柔らかい空気に包まれて、「なんかいいな」と思ってもらえる作品になっていると思います。“お酒×缶詰×ヒューマンドラマ”という作品の中で、僕も集中してバーテン練習をがんばりました。かっこよく撮ってくださっているんじゃないかと思うし(笑)、そういうシーンは初めてなので見てほしいですね。あとは缶詰! 毎回おいしそうで、お腹が空くと思うんです。ドラマを見る時は、隣に缶詰を用意してもらったほうがいいのかなと思っています(笑)。

(取材:勝浦阿津希)

<第1話あらすじ>
一流レストランのシェフをしていた中内智(藤原)は、“あること”がきっかけで店を辞める。レストランを辞めた帰り道、偶然高校の同級生だった雨宮涼一朗(町田)に出会い、雨宮がバーテンダーを務めるバー“三ツ星洋酒堂”に入る。そこは、同じく同級生の小林直樹(森崎)がオーナーのバーであった。そこへ、広告デザイナーの梶野恵(大友花恋)が現れる。クライアントの無理難題に振り回され、疲れ切った様子の恵。雨宮と小林、そして中内が悩める客の思いを受け止める――。

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