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人体にやさしい「イオンレス」次亜塩素酸水を開発 噴霧に最適、医療機関で導入進む

J-CAST会社ウォッチ

新型コロナウイルスの感染拡大で、ますます求められている消毒の励行。そのツールの一つである次亜塩素酸水で、噴霧などに使っても人にも環境にも優しい製品、「イオンレス」次亜塩素酸水の「シーエルファイン」を医療機器、医薬品大手のニプロ株式会社(大阪市)が開発した。

従来品に比べて、不純物が少なく長期保存にも適しており、すでに全国1000か所以上の医療機関で導入されているという。

「イオンレス」 従来品との違いを明確化

2020年9月に、医療機関向けに販売を開始。改めて商品の安全性などを啓蒙するため、佐野嘉彦社長らが2021年1月29日にオンラインで記者会見を開き、専門家を交えて、この「新しい次亜塩素酸水」の独自技術や製法について説明した。

ニプロは、「シーエルファイン」の製品化にあたって、従来の次亜塩素酸水との違いがわかりやすく、ひと目で識別できるように製品名のほか、イオンをほとんど含まないことを表す「イオンレス」というワードを使った。

次亜塩素酸水は電解水であり、生成の過程でイオンを含有するが、イオンを含む次亜塩素酸水は変質しやすく物質として不安定なことがある。

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会見の席に並んだニプロ執行役員で埼玉研究所の川村尚久所長によると、次亜塩素酸水の不安定な性質を改善するためにイオンを少なくすることが必要で、「3室型電解水生成装置を活用した逆浸透膜ろ過法」という方法で「イオンレス」を実現した。


ニプロ埼玉研究所の川村尚久所長

「シーエルファイン」は不純物量も少ない。イオンや不純物の低減化によって、川村所長は「主に3つのメリットを実現した」と説明する。

「一つは、消毒に必要な『有効塩素濃度』の低下が抑えられ、長期保存が可能になったこと。二つ目は、金属腐食作用が水道水以下になるほど低下したこと。三つ目は、塩素濃度の低下抑制、金属腐食作用の低下で、これまでのイオンが多い次亜塩素酸水より空間噴霧に適した素材を得られたことです」

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