top_line

【new】エンタメウィークをアプリで読もう

加湿器の水 放置したまま使用で肺炎に…抗菌グッズ過信は禁物

女性自身

 

「健康な人もかかるアレルギー性肺炎は『過敏性肺炎』と呼ばれています。加湿器の中で増殖したカビなどを繰り返し吸い込むことで、肺が過敏に反応し、アレルギーを起こしてしまうのです。加湿器をつけるたびに、咳や発熱、悪寒、息切れなどの症状が出ます」(矢野先生・以下同)

 

自分が使っている加湿器はどのタイプなのだろうか? ロフトの広報担当は加湿器の見分け方について、次のようにアドバイスする。

 

広告の後にも続きます

「噴出される蒸気が目に見えやすいのが、超音波式と加熱式です。しかし、加熱式は出てくる蒸気が熱を伴います。目に見える熱くない蒸気が出ていれば、超音波式の可能性が高いでしょう。ただし、最近は超音波式と加熱式を掛け合わせた“ハイブリッド式”の商品も増えているので、パッケージを確認したり、メーカーの公式サイトで本体に記載の品番を検索して調べるのが確実です」

 

では、超音波式を使っている家庭は、加湿器肺炎にならないためにどうすればよいのだろうか。矢野先生が正しい加湿器の使い方を教えてくれた。

 

「最も重要なのは、タンクの水を毎日交換することです。1日1回水を替えれば、カビやレジオネラ菌などの繁殖はほぼ防げるでしょう。その際、タンクの内側を水でふり洗いして、古い水が残らないようにしてください」

 

消耗品のカートリッジや給水スティックは定期的に交換が必要だ。また、加湿器を使わないときは、タンクの水を抜いて洗浄し、よく乾燥させてから保管するのも重要だという。機種によってお手入れの方法は異なるため、詳しくは取扱説明書を確認するか、購入したメーカーに問い合わせよう。

 

加湿器用の抗菌グッズや、タンクが抗菌加工された加湿器を使うのも手だ。ただし、過信は禁物と矢野先生。

 

「感染症医学の世界では、抗菌グッズを全く信用していません。菌が全滅するほどの消毒薬を入れた水を空気中に散布して吸い込むほうが問題がありますし、吸い込んで問題がない濃度であれば、滅菌させる効果は見込めないでしょう。また、水道水には塩素が入っているから安心とは思わないこと。塩素は2日後には蒸発してほとんど残りません」

 

万が一、加湿器肺炎になった場合はどうすればよいのだろうか。

 

「治療法はありますが、過敏性肺炎の場合、診察を受けても加湿器が原因とわからず“治りにくい風邪”と診断されてしまう可能性があります。超音波式の加湿器の水を交換せずに使っている場合、診察時に加湿器を使っていることを伝えたほうがよいでしょう」

 

空気が乾燥するこの時季、風邪やコロナ対策にも加湿はとても重要だと矢野先生。

 

「加湿をして粘膜の潤いを保つことは、感染症予防に効果があるので、加湿器を使うのは大賛成です。ただ、日々のお手入れはしっかりと行ってください」

 

加湿器を正しく使って、コロナも加湿器肺炎も防ごう。

 

「女性自身」2021年2月16日号 掲載

TOPICS

ランキング

ジャンル