2019年の夏の甲子園出場し、隣県の広島代表・広島商を下すなどベスト16進出。これまでに春夏合わせて3度の甲子園出場実績を持っているのが、岡山学芸館の現在だ。
今年のチームはプロ注目・仲村 竜がいるなど実力者が揃うチームに仕上がっており、中国地区大会はベスト8まで勝ち進んだ。ここに至るまでにどのような道のりを歩んできたのか。
後編では今年のチームの歩みについて迫っていく。
前編はこちらから!
甲子園3度出場の新鋭・岡山学芸館はいかにして台頭してきたのか【前編】

岡山学芸館の練習模様
数値化という目に見える結果を出し続けることで、選手たちを常に成長させ続けてきた佐藤 貴博監督。ただ、今年のチームは今までにない手ごたえを感じながらスタートを切った。
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「計算できる投手が揃っていたことが一番大きいですね。そして打力があったので、例年のチームと比較してもトップの実力はありました。だから目標には“中国地区大会優勝”を掲げましたが、十分可能だと思いました」
その代わりに、毎年自信を持っていた守備は課題を感じていた佐藤監督。秋の大会は打ち勝つケースが多かっただけに、「守備がしっかりしていれば優勝できていたかもしれない」と悔しさを滲ませる。しかし、それほど打力は高く、自信を持っていた裏返しとも考えられる。