パッシングってどういう意味?
©sutichak /stock.adobe.comパッシングとは車のヘッドライトをハイビームで瞬間的に数回点灯させることをいい、多くの場合、道を譲って欲しいときや感謝の意思を伝えたりするときなどに使われます。
この行為は法律で定められている訳ではなく、自動車社会の発展の中で、ドライバー間のコミュニケーションとして自然発生的に生まれました。
地域によってルールが異なる場合も
そのため、国や地域、人によっても全く違ったやり方をしているということもあるので、自分が知っているルールだけでパッシングをしたり、パッシングの意味を受け取ったりすると、事故やトラブルの元になるので大変危険です。
そういったトラブルを避けるためにも、この記事でパッシングの代表的な意味ややり方、注意点などを知っておきましょう。
パッシングのやり方とは?
ウィンカーレバーはハンドル奥についている(右ハンドル車の場合は右側、左ハンドルの場合は左側が多い)©Madesunesa /stock.adobe.com
パッシングの基本的なやり方は、ウィンカーレバーを手前に2回ほど引くだけです。
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あまりやりすぎると、煽っているとも受け取られかねませんので注意が必要です。外国車では操作の勝手が違うこともあるので、しっかり確認しましょう。
パッシングの代表的な意味
パッシングには、基本的に以下のような意味があります。
- 対向車に道を譲る
- 感謝の意思
- 道を譲りたくない
- 対向車のヘッドライトが眩しいという警告
- 強引な運転に対する抗議
- 対向車に何らかの異変を知らせる
- ヘッドライトの消し忘れ、点け忘れの警告
- 緊急事態(バスジャック)などを車外に知らせる
注目は1と3の意味が全く真逆という点です。人や地域によってパッシングの意味が異なる場合もあるので、その時の状況やドライバーの目線などを鑑みて、適切な行動をとるようにしましょう。
こんなパッシングを受けたらどうする?その意味は?
高速道路でのパッシング
©andrea /stock.adobe.com高速道路の追い越し車線を走行中、後続車からパッシングを受けることがあります。
これは「急いでいるからどいてくれ」という意味で、無視していると強引な幅寄せなどを行ってくる場合もあるので、早めに道を譲りましょう。
また、単なる嫌がらせ運転でパッシングをしてくるマナーの悪いドライバーもいるので、そういったドライバーには付き合わず、早めに別レーンに移ってしまいましょう。