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ボタン電池誤飲で緊急手術の1歳児が食道にひどい炎症 コロナ禍で急診の遠慮は命取りに

ニュースサイトしらべぇ

(AntonioGuillem/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

乳幼児に起きる痛ましい誤飲の事故。命を脅かした危険なケースは大きく報道されるが、そうでないものも含めれば、実際はその数百倍もの事故が起きているそうだ。英国のある小児病院による警告を、『Bristol Post』や『Metro』などが報じている。


■クリスマス後に多発する誤飲

英国のブリストル王立小児病院が、昨年5月にボタン電池を誤飲して緊急手術を受けた当時1歳の女児について、炎症が非常に深刻であったことを明らかにした。

幼い子供を育てる、ごく普通の家庭で起きた事故であったことから、両親と共に「クリスマスプレゼントにボタン電池が付いてくることはとても多い。どうか十分に注意してあげて」と呼びかけている。


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■大病院はどこも手一杯

女の子は今月に2歳の誕生日を迎える、ウィルトシャー州在住のソフィア=グレースちゃん。姓は明らかにされていない。ある時から呼吸が弱くなり、顔色と食欲が失せてしまった娘に不安を覚え、父親は「これは早めの診察が必要だ」と判断した。

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ところが深刻なコロナ禍のイギリスでは、不要な受診は控え、大病院の利用は避けてほしいと呼びかけられている。かかりつけ医に電話しても検査を受け付けてくれなかった。

■恐ろしい腐食性食道炎

NHSサービス(国民保健サービス)の複数の病院に電話し、粘った父親。ブリストル王立小児病院が、ソフィア=グレースちゃんをやっと救急患者として受け入れた。

X線検査で食道の部分にコインのような異物が発見され、すみやかに摘出手術へ。しかし食道はひどい炎症を起こしていた。取り出されたアルカリボタン電池は中身が溶け出しており、そのダメージで腐食性食道炎が起きていたのだ。

水分や栄養の補給、そして瘢痕による食道の狭窄を防ぐ目的で、長いことソフィア=グレースちゃんは経鼻胃チューブ(NGチューブ)を必要としていた。それを外した後も毎週一回、辛い処置や検査が定期的に続いたという。


■磁石ボールの誤飲も注意

「ボタン電池ばかりか、強力なネオジムを使用した磁石ボールの誤飲も多い」と同病院。特に、複数個の場合は磁石同士が小腸内で引き合って結着するため、圧迫壊死が起きる可能性も。いずれにせよ緊急の開腹手術が必要になるそうだ。

コロナ禍にあっても、乳幼児の誤飲事故は一刻も早く医療機関を受診しなければならない。そして「受診控え」ムードによる遠慮は禁物だ。大人がその判断を誤ってはならないという。

(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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