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草刈民代「トラブル回避の決まりではない。本来は権利者を尊重するもの」

BOOKウォッチ

すごいぞ! はたらく知財(晶文社)

 さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。


 前回2021年1月4日は、「知的財産を考える」をテーマに放送。編集部からのおすすめの本は『すごいぞ働く知財 14歳からの知的財産入門』 (内田朋子、萩原理史、田口壮輔、島林秀行著、晶文社)をご紹介。どんな内容なのかは、記事「子どもたちをクリエーターにするには、知財が強みになる」を参照。


 番組では、映画『shall we ダンス?』主演でも知られる女優の草刈民代さんと、共同通信社の内田朋子さんが「知的財産はクリエーション」という話題や「クリエイティブな文化における日本の状況」について熱いトークを繰り広げた。

写真は、内田朋子さん(左)、草刈民代さん(右)/(撮影:BOOKウォッチ編集部)

知的財産はクリエーション

草刈 知的財産が何であるか、というのは20代頃に気づきましたね。海外から買った作品を踊るという機会があり、作品の振り付けをしたジョージ・バランシンの財団というのがあって、そこから派遣されたコーチに教えてもらうんです。そもそも私たちの劇団で踊って良いか、という許諾もあるんですよね。
内田 私も気付くのは遅かったですね。当然、知ってはいましたが、振付師というのは作家で、音楽に言葉を載せダンサーという素材に文字を書く、振り付けの一つ一つは著作権だという忠告を頂いたことがあり、納得したというのがありましたね。
 この度、『すごいぞ働く知財 14歳からの知的財産入門』といった本を書かせて頂いたのですが、早くから知的財産というものを学ぶこと、正しく知ることでクリエイティブ性を高めるということも狙っています。

クリエイティブな文化における日本の状況

内田 守りすぎている部分と守らなすぎる部分が極端ですね。
 例えば、歌詞は引用できるのです。しかし、3行だけでも引用で書いたら凄い著作権料がかかるのではないかと考えてしまうのです(守りすぎ)。
 他にはブログ記事、「ソチオリンピック」という言葉を浅田真央さんが使ってのいたのですが、これを引用するとき、同じ意味だからと「ソチ五輪」という言葉に変えたりするのは、知的財産に該当するのでダメなのです。
草刈 私たちにとってはビジネスに関わるものですので、当然に権利意識・尊重があるのですが、そういったものは一般の方には、まだまだ認識されていないかな、と思います。
 日本ではトラブルを回避するための決まりと思われているのですが、本来は権利をもった方々を尊重するためのものなのです。その部分の啓発・浸透が課題ですね。

 次回は、本日1月11日(月)19時から引き続き「知的財産を考える」というテーマで放送。
 詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを! スマホ・PCから「radiko」でも聴けます!




書名:  すごいぞ! はたらく知財 サブタイトル:  14歳からの知的財産入門 監修・編集・著者名: 内田朋子、萩原理史、田口壮輔、島林秀行 著、桑野雄一郎 監修 出版社名: 晶文社 出版年月日: 2019年11月30日 定価: 本体1500円+税 判型・ページ数: 四六判変形・253ページ ISBN: 9784794971524

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