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ペットが生きているうちにこそ読みたい! 看取り、葬儀、供養…飼い主だからこそしてあげられる「ペットの終活」

ダ・ヴィンチNEWS

『ペットを安らかに送る終活のすべて』(主婦の友社)

 もしも、この子たちが亡くなったら最期に自分はどんなことをしてあげられるのだろう――。3匹の愛猫と暮らす中で、ふとそんなことを考える日がある。命があるうちは、看取りの先にある葬儀や供養からは、できれば目を背けていたい。だが、生きているうちに勇気を出して死と向き合うと、より幸せな最期を迎えさせてあげられるかもしれない。

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『ペットを安らかに送る終活のすべて』(主婦の友社)は大切な家族の見送り方を学べるペット本。本書には葬儀や供養の方法が分かりやすく紹介されており、経験者に聞いた葬儀社の選び方や安置法、ペットロスの乗り越え方なども収録。生の声からも必要な知識が得られる一冊だ。

ペットの葬儀は「自宅葬」と「葬儀社葬」の2タイプ

 様々な出来事や喜怒哀楽を共有してきた動物は、もはやペットではなく、大切な家族の一員――。そんな意識が高まっている昨今では、お別れのスタイルも多種多様になっているようだ。

 ペットの葬儀は大きく分けると「自宅葬」と「葬儀社葬」の2タイプ。自宅葬は慣れ親しんだ場でアットホームな雰囲気のまま見送れるのが魅力で、時間の制限がないため、ペット仲間なども招き、思う存分、別れを惜しむことができる。

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 対して、葬儀社葬は火葬場を併設するペット葬儀社や霊園などの施設内で行う。プロに任せられるので頼もしく、施設によっては僧侶がお経を読んでくれることもある。

 両者には異なるメリットがあるので、まずは今のうちから大切な家族をどう弔いたいかと考えたい。看取りの先にも思いを馳せ、「終活」を考えることは飼い主だからこそできる愛情表現のひとつだ。

火葬を依頼する時は悪徳業者に注意!

 かつては自宅の庭にペットの遺体を埋めることもあったが、昨今では火葬が一般的。火葬の種類は「固定炉での火葬」と「移動火葬炉での火葬」に分けられる。前者はペット葬儀社や霊園、自治体の火葬施設のこと。後者は移動火葬の火葬設備を指す。

 形態は「合同火葬」「一任個別火葬」「立ち合い個別火葬」の3つ。料金は記述した順に高くなっている。これらの火葬では立ち合いの可否や返骨の有無が違ってくるので、ペットの大きさや自家用車の有無、自分がどうペットを見送り、供養してあげたいかなど、様々な視点から熟考した上で依頼先を考えていこう。

 なお、悲しみのあまり、自分で火葬やその先にある納骨法を吟味するのが難しい場合は「火葬+α」のサービスが受けられるセットプランを頼むのもおすすめ。大切な存在を失った苦しみは耐え難いものであるからこそ、自身も無理をしない見送り方を選んでみてほしい。

 ただし、火葬を依頼する際は信頼できる業者を見極めることが重要。なぜなら、地域によっては役所の許可や登録がなくても、民間のペット葬儀社や霊園、移動火葬車の運営が可能であるため、金もうけを目的とした悪徳業者もいるからだ。最悪の最期にしないためには事前に施設の見学に行ったり、インターネットではなく電話で問い合わせたりしていこう。

 葬儀や火葬の基本だけでなく、納骨法や法要の仕方も知れる本書は、愛するペットが生きているうちに手に取りたい見送り本。死後にすべきことを知識として得ておけば、いつかやってくる“そのとき”に、その子にとっても自分にとっても一番いいお別れが選択できる。

 肉体が無くなったり、骨になったりする前に「終活」を考える――。それは日々の中でたくさんの癒しと笑顔をくれた家族への恩返しにもなる。

文=古川諭香

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