top_line

【new】エンタメウィークをアプリで読もう

寒い日こそ外で運動しよう。寒さの中で運動した方が脂肪燃焼効率が上がるという研究結果が報告される

カラパイア

 寒い中で運動すると脂肪燃焼効率が上がる
寒い中で運動すると脂肪燃焼効率が上がる/iStock

 さて日本では1月7日から9日にかけて、強烈な寒波が訪れるそうだが、寒い日は布団から出たくない、家の中でぬくぬくと過ごしたい。そんな気持ちは痛いほどよくわかるし実際私もそうなのだが、もしダイエットを今年の抱負に掲げた人なら、そんな日だからこそ外に出て体を動かした方がいいようだ。

 『Journal of Applied Physiology』(12月3日付)に掲載された研究によると、寒さの中で運動すると、脂肪の燃料効率が大幅に高まるかもしれないそうだ。

 例えば気温が0度の中で運動すると、21度で運動した時よりも脂肪の燃焼が3.5倍にアップするという。

0度の中で運動すると脂肪の燃焼が3.5倍にアップ


 カナダ、ローレンシャン大学のグループによる研究では、余暇の時間に活発に行動している成人11名を募集し、異なる気温の中で運動したときの「脂質酸化」――すなわち脂肪の燃焼効率に違いがあるかどうかが確かめられた。

 実験で参加者は、標準的な「高強度インターバルトレーニング(HIIT)」を行う。具体的には、まず5分間のウォーミングアップを済ませたあと、エアロバイクを1分間9割の力でこぎ、次に回復のために90秒3割の力でこぐ。これを10セット行ったあとで、クールダウンして終了となる。

 この結果、気温0度の部屋で運動した参加者は、21度の部屋で行った参加者に比べて、3.5倍も脂肪の燃焼効率が高かったとのことだ。

寒い中での運動は脂肪燃焼効果が上がる
iStock

ただし脂肪燃焼効果は一時的なもの


 ただし、寒いところで運動することで脂肪燃焼効果を一気にアップさせられるらしい一方、その効果はあまり長続きしないようだ。

 研究グループは、実験の翌朝、参加者に高脂質の朝食を食べてもらったあとで彼らの血液を検査し、脂肪燃焼効果がまだ続いているのかどうか再度確認している。

 しかしこちらの検査では、寒さの中運動したグループと常温で運動したグループとで脂質酸化効率にさしたる違いは見受けられなかった。むしろ血糖反応(食後の血糖値の変化)は常温部屋グループの方が良好だったという。

 こうした結果から、「寒さの中で高強度インターバルトレーニング(不完全回復をはさみながら高強度・短時間の運動(無酸素運動)を繰り返すトレーニング方法)を行うことによる即効性のメリットはあると思われるものの、かなりの寒さの中でこれを行ったときの食後の代謝反応は好ましくない」と結論づけられている。

気温と脂肪燃焼効果の関連性
iStock

一番適切な温度はまだ不明。更なる研究が必要


 念のために言っておくと、研究の参加者はごく少人数で、実験回数も少ない。そのため寒いところでの運動で脂肪燃焼の効率アップを図れると、はっきり断言できるわけではないことに注意が必要だ。

 また実際にそのような効果があるとしても、一体どのくらいの寒さが最適なのかといったことは研究を進めてみなければ分からない。

 それでも高強度インターバルトレーニングが脂肪燃焼にとても効果的であるという研究や、運動後の代謝と気温とに関係があることを示唆した研究ならある。

 だから、せっかく寒い中頑張って運動したのに損した! なんてことにはならないだろうから、その点は安心だ。

 急に極寒の中に飛び出すと心臓に負担がかかりそうなので、0度前後を目安に、準備運動を十分行った上で怪我に気をつけて、体を動かしてみることで何か得られるものはありそうだ。

References:sciencealert/ written by hiroching / edited by parumo

TOPICS

ランキング(動画)

ジャンル