top_line

【new】エンタメウィークをアプリで読もう

夫には「ひとりの女性」として見てほしい。夫婦ファーストな考え方/大草直子 インタビュー(2)

BOOKウォッチ

飽きる勇気 好きな2割にフォーカスする生き方(講談社)

 幅広い年齢層の女性から支持されるスタイリングディレクターの大草直子さん。これまでの人生を振り返りながら、新時代を軽やかに生き抜くアイデアを提案した本『飽きる勇気 好きな2割にフォーカスする生き方』(講談社)を上梓した。

 インタビュー1回目では、本に込めた思いを聞いた。2回目は、本書で「家族の中心は大人。いつまでも夫婦ファーストで」としている夫婦関係にフォーカス。夫には「ひとりの女性」として自分を見てほしいという大草さんに、夫婦仲円満の秘訣を聞く。

著者の大草直子さん 撮影:BOOKウォッチ編集部(以下、同)

―― 結婚して子どもが生まれても、ひとりの女性として見てもらう……憧れますがハードルが高い! と思ってしまいました。

大草直子さん(以下、大草):そのためにすっごく努力してますよ! 私も夫もお互いに(笑)。私はいつまでも女の人として見てもらいたいから、夫とのコミュニケーションは絶やさず、いつでも夫婦ファーストを心がけています。

―― うらやましいとは思いますが、照れ臭い気持ちが先だって、何からしたらいいのか悩みます。

大草:まずは、近所のカフェでもいいから夫婦で出かけてみては。外へ出るとなると、メイクもするし、おしゃれもするでしょう。お互いに日常から少し離れたところでパートナーを見て意識するというのはすごく大切だと思います。そして、今日は「子どもの話題はなし」というルールにして2人の時間を過ごしてみるのはどうですか。

―― 意識して夫婦のコミュニケーションの時間を持つことからですね。

大草:今は家の中に2人きりでいても、スマホで動画を見るなど1人の時間が作りやすくなっていますよね。だから共同の空間と時間をつくることは大切だと思います。

広告の後にも続きます

―― 著書の中では、「夫婦で同じ時間にベッドに入る」ことをルールにしたとあります。

大草:そうなんです。もちろん、仕事で遅くなったり明日は朝3時起きという日はできませんが、1日の終わりの時間をできるだけ夫婦水入らずで過ごすようにしました。
 私はもともと香水をつけている男性が好きなこともあって、「もっと好きになれるからお願い!」と夫には眠るときには香水をつけてもらいます。夫は喜んで協力してくれていますよ。

―― 「もっと好きになれるから」というポジティブな言い方がポイントですね。照れ臭くてなかなか言えないかもしれませんが。

大草:それは我が家のこと。いちばん大切なのは、お互いへの興味をなくさないことだと思います。趣味やファッションについてだったり、ちょっとしたことでもいいと思うんです。
 たとえば、出かけるときに「黒のニットが素敵、似合うよ」の一言でもいい。「よれたトレーナーばっかり着てないで!」ではなくね(笑)。自分でも「一緒にでかけるなら、ちょっとまって口紅つけるね」など、わずかな気づかいだけでも男性は嬉しいのでは。

―― 2人で話す時間が増えるとケンカも増えそうです。

大草:日々、真剣に向かい合っているから、我が家もすごくケンカはします。子どもや猫までもひいちゃうくらい(笑)。夫婦ふたりとも逃げないですからね。ストレスはたまるけれど、ドロドロと後を引くことは絶対にない。それも良いのかもしれませんね。

 大草さんの著書『飽きる勇気 好きな2割にフォーカスする生き方』にはほかにも「家族の一員である前にまず自分」「『子どものために』とは考えない。いつか『子どものせい』になってしまうから」など、家族や子育てについても書かれている。

 自分も含め、世の中の女性たちがもっとラクに楽しく過ごせるようにと願い、情報発信を続ける大草さん。本書のあとがきで以下のように伝えている。

「何かあったときに、ぜひ読み返してください。この本が、自分がやってきたことを肯定し、そしてらさらに前を向いて歩いていこう、という「勇気」になったら良いな、と思います」

プロフィール

大草直子(おおくさ・なおこ)
1972年東京生まれ。スタイリングディレクター。大学卒業後に婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。憧れていた雑誌「ヴァンテーヌ」で4年間編集に携わるが、サルサダンスに魅せられ中南米へ遊学。帰国後はフリーランスの編集者・ライター・スタイリストとして活躍し、プライベートでは結婚、第一子にも恵まれた。子育てをしながら仕事も続け、スタイリングのみならず、広告のディレクションや執筆業など活動の幅を広げた。その間、離婚、再婚、そして出産と人生の大きな変化もあり、現在はベネズエラ出身の夫と3人の子ども、猫と暮らす。2019年よりセルフメディア「アマーク」をスタート。読者に向けて「ラクに楽しく生きる」ヒントになればと日々、メッセージを送っている。

書名:  飽きる勇気 好きな2割にフォーカスする生き方 監修・編集・著者名: 大草直子 著 出版社名: 講談社 出版年月日: 2020年11月13日 定価: 本体1,300円+税 判型・ページ数: 四六判・212ページ ISBN: 9784065215128

TOPICS

ランキング(読書)

ジャンル