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るダンジョン、3つの宗教建築が混在する34の石窟「エローラ石窟群」(インド)

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エローラ洞窟寺院
エローラ洞窟寺院/iStock

 インドの半島部、デカン高原北西部には、玄武岩の台地の岩山を掘削して作られた2km以上におよぶ巨大な石窟「エローラ洞窟寺院」がある。

 5世紀頃に岩の掘削が開始された。ここには、仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の異なった宗教建築が混在している。

 まずは仏教窟が5-7世紀に作られ、7-9世紀にはヒンドゥー教窟が作られた。8-10世紀にはジャイナ教窟が追加されてたと言われているが、時期が重なったときもあるようだ。

 宗教が異なりながらも混在しているのは、インド独特の「互いの宗教に寛容であれ」という精神を象徴しているかのようである。

 
 仏教寺院(仏教窟)の数は12窟で、石窟寺院群の南端に位置する第1窟から第12窟がそれにあたる。ヒンドゥー教寺院(ヒンドゥー教窟)は第13窟から第29窟までの17窟、北端に位置する第30窟から第34窟までの5窟がジャイナ教の寺院(ジャイナ教窟)となっている。 
 
 建築当初は、内部へ内部へと向かったベクトルがやがて内部空間を広げていき、ついには巨大な石の寺院(カイラーサナータ石窟寺院)をほり出した。

 間口が45m、奥行き90m、高さ30mの巨大な寺院は1つの岩から掘られている。岩を上から掘り進めて、寺院本体を残す方法で作られた。 
 
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 カイラーサナータ石窟寺院は着工から完成までに1世紀以上かかったと推測される。取り除かれた岩石は300万立方。その宗教的情熱、技術、建設にかける時間の長さは類い希なものであり人類の奇跡とも呼べる。 
 
 本殿の屋根はインド南部の寺院に多く見られるピラミッド型で、世界遺産マハーバリプラムやパッタダカルの屋根の様式を受け継いでいる。

 細部の装飾も豊富で、「畏怖相のシヴァ」「舞踏のシヴァ」などの彫刻が外部の回廊にいくつも浮き彫りされている。守護神や女神、空を飛ぶ天女、ゾウや獅子などの浮き彫りもあり、神話の世界が表現されている。カイラーサナータ寺院は最も完成度の高いヒンドゥー岩石寺院といわれる。 
 

Ellora Caves Documentary 2019 The Mind-Boggling Rock Cut Temples of India

 エローラ石窟寺院郡は世界遺産であり、アンコール・ワットやピラミッドと並び、世界遺産の中でも最も印象的な遺跡の一つである。 

ソース:Эллора – пещерные храмы Индии : НОВОСТИ В ФОТОГРАФИЯХ 
 
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