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チョコレートは関係ない!?鼻血が出やすい我が子、大丈夫??体質や食べ物との関係を医師が解説

パパコミ

小さい子ってよく鼻血を出しますよね。たまにであればまだしも、これが頻繁になるととても心配になります。今回は『祖父母手帳』や『小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK』の著者で小児科専門医の森戸やすみさんに、鼻血についていろいろと教えていただきました。

止まれば心配はありません

かつてのテレビドラマなどで、薄幸の美少女が突然鼻血を出して倒れ難病が発覚するような描写があったかもしれませんが、実際には鼻血が大きな病気の予兆であることはまずないと言ってもいいでしょう。

放射能の影響を心配する人もいますが、その場合、鼻血だけでなく水疱や脱毛など様々な症状が出てくるはずです。短時間に大量の放射線を浴びないと鼻血は出ません。

体質によって鼻血が出やすいということもそれほど多くありません。鼻の内部の形状や粘膜に問題があることは考えられますが、これも大きな病気とは関係ありません。日常生活に支障をきたす場合は耳鼻科に相談してください。鼻の粘膜を焼いて抑えるケースもあります。

とにかく長時間止まらない場合はもしかしたら別の要因があるかもしれません。ごく稀に血液中の凝固因子や血小板が少なくなる病気や腫瘍などが見つかる場合もありますので、小児科などを受診してください。

目安は概ね10~15分。正しい止血をしてこのくらいで止まれば心配しないでいいと思います。

なぜ頻繁に起きるのか?

鼻血が出る原因はいくつかありますが、鼻の左右を分けている仕切りである「鼻中隔」(びちゅうかく)から出ることが多いです。入り口から1cmくらい入ったところには血管が集中している上に表面に出ている「キーゼルバッハ部位」というところがあって、とても出血しやすいのです。

子どもの場合、鼻の中に指を入れてこの部分を傷つけてしまう場合もよくありますが、その他にも鼻に衝撃が加わったとき、風邪や花粉症、アレルギー性鼻炎で粘膜が腫れているとき、くしゃみや鼻をかんだ拍子に傷ついて出ることもあります。そのくらい繊細なのです。

また、一度出血すると、他の場所と同じように治るまではかさぶたができるのですが、そこをつつけば繰り返し鼻血が出ますから、頻繁に鼻血が出るようになったと感じるかもしれません。

チョコレートを食べ過ぎると鼻血が出るって本当?

鼻血が出たときの正しい止血方法は他の部位のケガと同じく、圧迫して止血することです。丸めたティッシュペーパーや脱脂綿をキーゼルバッハ部位に当たるように鼻に入れて、小鼻をつまむように抑えればOKです。詰める物がなければ小鼻をつまむだけでもいいです。

また心臓よりも高い位置にした方が血は止まりやすく、鼻血が喉の方に流れて気持ち悪く感じる場合もあるので、横になるよりは体を起こして顔を下に向ける姿勢がオススメです。

また、止まったかどうかを確認するために頻繁に出し入れをしたり、途中で鼻をかむと、その拍子にまた傷ついて出血することがあるので、できるだけガマンしていてください。

ちなみに、鼻血を止めるために首はまったく関係ありません。トントン叩いたり、冷やしたりすることも効果はないので、それよりも小鼻をつまむようにしてください。

また俗説で言えば「チョコレートを食べ過ぎると鼻血が出るからやめなさい」と言われたことがある人もいると思いますが、食べ物は関係ないという研究結果があるので気にしないでいいでしょう。チョコレートだけでなく、香辛料もまた関係ないのです。

鼻血が出たら正しく止血。10分以上止まらないようなら病院へ。

そう覚えておけば問題ないと思います。

森戸やすみ

1971年、東京都生まれ。
1996年私立大学医学部を卒業し、医師国家試験合格。一般小児科、NICU勤務などを経て、現在は台東区の『どうかん山こどもクリニック』に勤務。専門的な学術書と手に取りやすいマンガの中間の方法で育児を支援していきたいと考えている。

著書に『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK』、『産婦人科医ママと小児科医ママのらくちん授乳ブック』、『各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』(メタモル出版)、『赤ちゃんのしぐさ』(洋泉社)
ブログ Jasmine Cafe

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