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1000万個の星を調査した研究者、知的生命体の文明の痕跡は発見されずと報告(オーストラリア)

カラパイア

知的生命体の文明の痕跡はいまだ見つからず
知的生命体の文明の痕跡はいまだ見つからず / Pixabay

 宇宙は広い。わけがわからなくなるくらい広い。地球と似たような星はいくつも発見されてきた。ならば知的生命体はどこかにいるはずだと信じたい。

 では彼らはどこにいるのか? 1000万個を超える星を調査した研究者らは、地球外文明の痕跡は発見されなかったと報告した。

 『Publications of the Astronomical Society of Australia』(9月7日付)に掲載された研究では、西オーストラリアに設置されている4096基のアンテナ群「マーチソン・ワイドフィールド・アレイ(MWA)」で、宇宙に地球外文明の存在を告げるサインがないかどうか観測が行われた。

南天の空に人工的なシグナルはあるか?


 その観測対象となったのは、日本人にはあまり耳慣れない南天の星座「ほ座」だ。ここは数多くの星々が爆発している領域で、新しい星が誕生しやすい環境にある。

 電波天文学研究国際センターのシェノア・トランブレー氏は、「ライトを付けっぱなしで車から降りるとピーッピーッとアラームがなるでしょう」と解説する。

 彼女らの研究では、宇宙から届く電波シグナルにそのような音が含まれていないか探したのだという。そうしたノイズは「意図的に作られたシグナル」かもしれないからだ。これを「テクノシグネチャー」といい、そこから高度な文明の存在をうかがい知ることができる。

 しかし残念なことに、ほ座から聞こえてくる音に17時間聞き耳を立ててみたが、そのような人工的なシグナルは聞こえてこなかったとのこと。調査されたのは1030万個もの恒星で、そこには既知の地球外惑星も存在している。

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南天の星座「ほ座」image by:AlltheSky.com / WIKI commons

宇宙はまだまだ広い、1000万個では全然調べ足りない


 だが、それも無理からぬことなのかもしれない。

 1000万個を超える星々というとすごい数が調べられたように思えるが、研究グループによれば、それは海の中にあるものを探しているのに、実際にはプール程度の水を調べたようなものなのだそうだ。

 さらに別の要因もあるかもしれない。それはこの調査では、あくまで文明の痕跡は地球のそれに似ていると仮定したうえで行われたということだ。

 知的生命がいたからといって、必ずしも電波を送信して通信を図るような能力を発達させるとは限らない。

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iStock

検出可能な地球外文明は0.04%未満


 なお、『Monthly Notices of the Royal Astronomical Society』(9月2日付)では、地球外生命の捜索対象となる天体を1400個から一気に28万個にまで広める発見が発表されている。

 その研究では、ESAの宇宙望遠鏡「ガイア」が集めたデータを元に10億個の恒星の距離を測定したうえで、天の川の中で検出できるだろうテクノシグネチャーの限界を推定した。

 その結果、地球外文明の捜索対象となりうる天体は、それまでの200倍にも広まったとのこと。

 ちなみに、21世紀の地球と同じくらい発達した文明を持ち、私たちにも検出できる電波を放っている可能性のある恒星系は、0.04%未満であるそうだ。

 うん、まだまだ期待は持てる。大丈夫、宇宙人はきっとどこかにいるし、地球人に見つかるようなヘマはしないはず?

References:futurism/ written by hiroching / edited by parumo

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