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10万分の1の確率で生まれたアルビノのオットセイの赤ちゃん。オレンジ色の体毛にピンク色のヒレ(ロシア)

カラパイア

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image credit:bigdaddivladi/Instagram

 先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患を持つ「アルビノ」はごく少数ながら一定確率の割合で生まれてくる。人間を含む様々な動物にみられるが、オットセイの場合、その確率は10万分の1というから、かなり珍しい。

 このほど、キタオットセイやトドなの繁殖地として知られるロシアのオホーツク海に浮かぶチュレーニー島(海豹島)で、アルビノとみられるオレンジ色のオットセイの赤ちゃんが発見された。

 まわりはみんな黒っぽい色をしているのに、この子だけはオレンジ色をしており、かなり目立っている。『The Siberian Times』などが伝えている。

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10万分の1の確率で生まれたアルビノのオットセイの赤ちゃん


 オホーツク海に浮かぶチュレーニー島で、珍しいアルビノのオットセイの赤ちゃんが、海洋哺乳類生物学者ウラジミール・ブルカノフ氏により発見された。

 この赤ちゃんは、先月に誕生したようで、生後1か月も経っていないということだが、その外観は周りの仲間と比べると非常に著しく、オレンジがかった毛色をしており、青い目とピンクの足ヒレを持っていた。

 専門家によると、アルビノのオットセイの赤ちゃんが誕生する可能性は、10万分の1という非常にレアな確率だそうだ。

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image credit:bigdaddivladi/Instagram

 実は2011年にもロシアには、ナファーニャという名のアルビノのオットセイがいたが、コロニーで仲間に拒否されてしまったため、人間により保護されたという。


 今回のこの赤ちゃんも、周りと異なる外観により仲間から拒否される可能性もあるということで、生物学者ら専門家からは心配の声があがっている。

 ブルカノフ氏は、The Siberian Timesのインタビューでこのように話している。

私が発見したこのオットセイの赤ちゃんは、母親から十分に乳を与えられているのか、とても元気そうで活発でした。

今のところは、仲間から完全に追放されてはいないようです。しかし、他のオットセイたちはこのアルビノの赤ちゃんにあまり関心を持たず、どこか遠ざけているような感じも見受けられました。

追いかけられたり噛まれたりと攻撃されているということはないようですが、通常の仲間への対応とはやや異なるという感じがありました。

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専門家により経過観察が行われる予定


 ブルカノフ氏は、何年もオットセイなどの海洋生物を観察してきた知識とその経験から、おそらくこのアルビノのオットセイの赤ちゃんは遺伝的特性のため視力が弱く、成熟期に達することができるかどうかもままならず、また生き延びたとしても繁殖力を持つ可能性は少ないだろうと指摘している。

 しかし、インスタグラムのアカウントで、ブルカノフ氏はカムチャツカ半島の東のベーリング海にあるロシア連邦領のベーリング島に生息しているアルビノのオットセイの写真をシェア。

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 このオットセイは、成熟期を迎えることができた初のケースということだが、今回発見されたチュレーニー島の赤ちゃんオットセイに希望をもたらしてくれるような投稿となっている。

 なお、専門家らは今後もオットセイの赤ちゃんの経過観察を続けていく予定で、アルビノの赤ちゃんが無事にコロニーに受け入れられて成長していけばそれで良しだが、万が一拒絶された場合は、救出し保護する計画をしているという。

 その場合は、ナファーニャの時と同様、ロシア南部ソチにあるイルカ水族館に引き取られることになるということだ。

written by Scarlet / edited by parumo

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