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シベリアで偶然発見された深さ50メートル以上の巨大な穴。永久凍土が溶け地下にたまったメタンが爆発か(ロシア)

カラパイア

シベリアの巨大な穴
シベリアの巨大な穴 image by:ести Ямал

 落ちたら二度と助かることはなさそうな深く巨大な漏斗状の穴。穴の右上に人が写っているのがわかるだろうか?比較するとその大きさがよくわかる。

 この穴は今年7月、ロシアのテレビクルーが、シベリアのヤマル半島で、別の案件の取材撮影のため上空を飛行している最中、偶然に発見したという。

Сенсационная находка: на Ямале вновь обнаружили огромную воронку

永久凍土が溶け、メタンガスが爆発した可能性


 この巨大な穴は、表面の永久凍土が溶け始め、地下の空洞にたまっていたメタンガスの圧力が高まって爆発、地表を覆っていた「ピンゴ」と呼ばれる永久凍土内の氷に覆われた丘を吹き飛ばした結果、できたものではないかと、研究者たちは推測している。

 ヤマル半島では、2014年に最初の穴が見つかって以来、こうした巨大穴がいくつか見つかっているが、今回のものは発見された中で17番目の穴で、直径、深さともにこれまでの最大だという。

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image by:Siberian Times

 ロシア科学アカデミー、ヴァシリー・ボゴヤヴレンスキー博士は、地方テレビ局、ベスティ・ヤマルTVに次のように語った。

この穴はとても独特で、様々な科学情報をもたらしてくれます。今後はこれを分析して、詳細な3次元モデルを作り、さらに調査を進める予定です。

永久凍土層の下にガスが充満して高圧な状態の空洞が形成され、そのガスが上昇して、地表部分を吹き飛ばしたのです。上を覆っていた氷の厚みはおよそ5~10メートルほどあったと思われます

 昨今では世界的に記録的な暑さとなっているが、シベリアでも6月に史上最高気温を更新しており、その影響で永久凍土が溶けだしたことで、様々な弊害がでているようだ。

 ボゴヤヴレンスキー博士は、一連のこうした現象は気候変動や、ヤマル半島でのガス田掘削など、人間の生産活動のせいだと主張している。ヤマル半島は、ロシア最大の天然ガス発生地なのだ。

 ヤマル半島には実に7000あまりのピンゴが確認されている。そのうち700が今回のように爆発して穴があく可能性をはらんでいるという。

 ほとんどは無害だが、周辺に町や村など人が住んでいる地域があると、悲劇的な結果になる危険性がある。

References:siberiantimes/ written by konohazuku / edited by parumo

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