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何にでも砂糖大量?雑草もシャコも食べちゃう?風変わり過ぎだぞ、みちのく食文化!

テレビドガッチ


東北を訪れると大きな自然と素朴な人間性に癒される。それはいいのだけど、食文化をよくよく知ると意外に風変わりで驚かされる。さすがみちのく、道の奥。関東以西とはちょっと違う。

例えば、みちのくでは正月以外でもお餅を食べる。しかも地域によって独特の食べ方があり、納豆餅、キャベツ餅など想像の斜め上を行く餅料理が存在する。

そして砂糖。とにかく砂糖。東北各県に共通の食文化として、何かにつけ砂糖をどっさり使うのだ。秋田県では納豆に砂糖を入れる。青森県では杏の梅漬けにどっさり砂糖をかけて食べる。ちょっとよくわからない食べ方だが、それぞれ当たり前のように大量の砂糖を使っている。

秋田県南部では炊き込みごはんに砂糖を入れる。その量がまた半端じゃない。あるお宅での炊き込みごはんづくりを見ていると、炊飯器にお米とニンジン、ごぼう、しいたけ、油揚げを入れるのはわかるが、醤油と酒を加えたあと、砂糖を持ってきた。ひとさじくらい入れるのかなと思ったら、器に山盛り入ったのを全部炊飯器にあけてしまった。ちょ、待てよ。間違いだろ。入れすぎだろ。全部で200g。その量、ホールのショートケーキと同じ。炊き上がった炊き込みごはんを茶わんでもらうと、大の男たちがもりもり食べはじめるではないか。つまり、小分けにしたショートケーキ並の甘いごはんをばくばく食べている。「普通は炊き込みごはんに砂糖入れないですよ」と言うと、マジ顔で「それおかしいと思う。絶対おかしい!」と猛反論する秋田のおかあさん。そうかなあ、どっちがおかしいのかなあ。

砂糖で言えば青森県津軽地方の人びとも負けてはいない。この地で食べるいなりずしがまた甘い。いや、その前にピンク色なのはどういうことか。作り方を見ると、そうか紅しょうがを大量に入れるから赤みがつくのか。それはともかく、またもや大量の砂糖をごはんにドカッと入れちゃった。あ〜あ、秋田の炊き込みごはん並みに甘そう。もちろん包む油揚げも甘く煮てあるので、甘いごはんを甘い油揚げで包んだ甘い甘いいなりずしの完成。こちらでも「甘くなくて白いいなりずしはどうですか?」と聞くと「ガッカリする」。ですよね〜、ガッカリですよね〜。

今度は山形県。こちらは夏に水道水をいれたごはんをおいしく食べるという不思議文化がある。そして雑草を使った謎料理もあるという。「ひょう」と彼らが言う雑草は、本当に庭などにビッシリつるを伸ばす植物だ。日本全国どこにでも生えていて正式名称は「スベリヒユ」。この「ひょう」をとってきた山形県民のおかあさん、さっと湯通しして、からし醤油で食卓に出すとみなさんもりもりごはんと一緒に食べるではないか。さっきまで庭に生えてたやつなんすけど。そんなことはわかってるさと、何食わぬ顔でどんどん食べちゃう。「とにかくごはんに合うんだな」とドヤ顔で言う。江戸時代の名君、上杉鷹山が奨励したのがはじまりと聞くとなんだかありがたみがある気がしてくる。

山形からもうひとつ、「ひっぱりうどん」も紹介したい。大きな鍋にやや細目のうどんをゆでたものを鍋のまま食卓に運んでくる。そこでタレを作るのだけど、まず納豆。え?納豆がタレなの?そして、はあ?サバ缶?それでどうやってうどんを食べるというのか。器に納豆とサバを入れてダシ醤油とねぎも入れたらまぜまぜしてタレらしからぬタレを作る。そこに鍋からうどんを加えて食べている。それが「ひっぱりうどん」の食べ方なのだそうだ。鍋からうどんをひっぱって食べるから「ひっぱりうどん」。それはいいけど、特徴は引っぱることよりそのタレのほうだと思うんだけど。

また青森県津軽地方に戻ってお花見の様子を観察してみよう。普通のお花見同様、桜の下で飲んで食べてる中、皿に山盛りで登場したのはシャコ?時折お寿司のネタとして見るあのシャコが、なんと頭付き殻付きで皿に乗っている。あんまり見ないなこの状態のシャコは。すると青森県民、頭を切り落とし、殻にしゃぶりつくようにシャコを食べるではないか。こんな風にシャコを食べるのは初めて見たぞ。今度はカニが登場。小さめの毛ガニのような、トゲクリガニという種類だそうだ。これもまた殻にしゃぶりついている。シャコとトゲクリガニが4月から6月にかけて旬なので、5月にシーズンを迎えるこの地の花見の定番になったそうだ。シャコとカニを花見で食べてんの、あんたたちだけだと思うわ。

いやいや、こんな風に不思議だらけの奇妙な食の地、みちのく。変ではあるけどやっぱり行きたいね!もうそろそろ、大手を振って旅行できる日が来るんじゃないかな。ぜひ行って、砂糖多過ぎの料理を味わいたい!

【文:境 治】

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