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お金を増やしたいなら知っておくべき投資信託のデメリット/お金は寝かせて増やしなさい④

ダ・ヴィンチNEWS

投資のプロではないフツーのサラリーマンが15年実践してきた、個人投資家目線の「お金の増やし方」を指南。
インデックス投資って何? 投資信託のメリット・デメリット、運用は何をすればいい? …これから始める人にもわかりやすく投資術と心構えを紹介します。『お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ/フォレスト出版)からの試し読み連載です。

【この話題の連載を第1回から読む!】結婚相手の金銭感覚が不安…お金を貯めたり増やしたりすることはできる?/お金は寝かせて増やしなさい①

『お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ/フォレスト出版)

「専門家が運用してくれる」のはメリットにならない?

 世の中の投資信託の解説本を見ると、投資信託のメリットとして専門家による運用をあげるものが数多くあります。

 しかし、これについては、実際の運用成績に目を向けるとメリットとはいえないと断言します。投資信託の運用者は運用のプロであるのは間違いないのですが、リターンをあげるという意味ではプロとは言えません。

 大半の投資信託が市場平均のインデックスに負けてしまうという結果が、古今東西明らかになっています。プロなのに平均に勝てないというのは、おそらく皆さんの直感とは逆だと思いますが、「事実は小説よりも奇なり」です。

 では、投資信託にはデメリットはないのか?
 光あれば影あり。もちろん、投資信託にも次の2つのデメリットがあります。

投資信託のデメリット①持っているだけで手数料がかかる

 投資信託には各種の手数料がかかります。主には、①購入時手数料、②運用管理費用(信託報酬)、③信託財産留保額の3つです。

 なかでも、②運用管理費用(信託報酬)は、投資信託を持っている間は、毎日かかる手数料です。毎日かかるので、長期保有しても影響を薄めることができないため、リターンを直接押し下げる要因になってしまいます。

 そのため、インデックス投資では、運用管理費用(信託報酬)ができるだけ低い投資信託を選ぶことがとても重要になってきます。

 なお、①購入時手数料と、③信託財産留保額は、一時的な手数料なので投資信託を長期保有することで影響を薄めることができるうえに、そもそも①③ともに0%のインデックスファンドがあるため、これを選べば問題はありません。

投資信託のデメリット② すぐに大儲けはできない

 投資信託は、たとえばある会社の株式を1銘柄だけ持っているときと比べると、価格の上昇や下落が緩やかです。それはメリットのところにあった「分散投資」の効果でもあるのですが、裏を返せば、宝くじのように人生を一発で逆転するような大儲けはすぐにはできません。

 大きな利益を上げるためには、何十年といった長い時間がかかります。
 ただし、長い時間をかければ、着実に資産形成をすることができます。
 それも、やり方次第では、ほとんど手間をかけずに可能なのです。

投資信託の99%は不要!

 少額からたくさんの銘柄に分散投資できて、制度的にも手厚く守られている初心者向きの金融商品ですが、手数料がかかるので、できるだけ低コストなものを選ぶ必要はあります。「投資信託」はそんな金融商品です。

 現在、日本には約6000本もの投資信託があります。

 この数、なんと日本の上場企業数よりも多いのです。

 たくさんの銘柄をまとめて分散投資できることが特徴の投資信託の数が、投資対象である上場企業数よりも多いのですから、普通に考えたら、これはある種の異常事態です。

 これは、過去、数十年にわたって金融業界が似たような新規設定投資信託(しかも、大半がロクでもないもの)を粗製乱造(そせいらんぞう)して、個人投資家に新商品として乗り換えをすすめ「回転売買」をさせて、購入時手数料の手数料稼ぎをしてきた名残です。

 まったくなげかわしい過去の黒歴史なのですが、これから皆さんは、実際に6000本もあるなかから自分に必要な投資信託を選ばなくてはいけません。

「そんなにたくさんあるなかから、どれかを選ぶなんてできない!」

 はい、そう思われるのは当然です。

 ところが、実はインデックス投資においては、これがすごくカンタンなのです。

 結論から言うと、買うのは「インデックスファンド」だけです。
 投資信託には大きく分けて、「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2種類があります。

 インデックスファンドとは、各種指数(インデックス)に連動する運用成果を目指す投資信託です。各種指数には、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、MSCIコクサイなど株式市場の動向を表すインデックスや、野村BPIなど債券市場の動向を表すインデックスなどがあります。多くの場合、「市場平均」を表しています。国内外の株式・債券・不動産など主要な各資産クラスには、それぞれインデックスがあります。

 インデックスファンドは、これらインデックスの動きにぴったり連動するように運用されます。たとえば、国内株式のインデックスであるTOPIXが1日で3%上昇すれば、インデックスファンド(TOPIX連動)も3%値上がりし、逆にTOPIXが1日で1%下落すれば、インデックスファンド(TOPIX連動)も1%値下がりします。

 一方、アクティブファンドとは、インデックスを上回る運用成果が得られるように、専門家が投資先や売買のタイミングを判断して運用を行う投資信託です。

【次回に続く】

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