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結婚相手の金銭感覚が不安…お金を貯めたり増やしたりすることはできる?/お金は寝かせて増やしなさい①

ダ・ヴィンチNEWS

投資のプロではないフツーのサラリーマンが15年実践してきた、個人投資家目線の「お金の増やし方」を指南。
インデックス投資って何? 投資信託のメリット・デメリット、運用は何をすればいい? …これから始める人にもわかりやすく投資術と心構えを紹介します。『お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ/フォレスト出版)からの試し読み連載です。

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『お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ/フォレスト出版)

プロローグ 私がたどり着いた「寝かせてお金を増やす方法」

 ガラガラ……ピッシャーン!

 そのとき、私は雷に打たれたような気がしました。

 当時20代後半だった私は、某IT企業の中堅社員。自社製品の販売企画の仕事が正念場を迎えていて、連日、夜遅くまで残業が続いていました。

 一方で、私はコンビニで買ったマネー雑誌を読んで、投資に手を出していました。

 マネー雑誌におすすめと書いてあった会社の株は、理由もわからぬまま値下がりを続けていました。

 気になる……気になる……。

 仕事をしていても、どうしても株のことが気になってしまいます。いちだんと株価が下がったとき、私はどうにもこうにも恐ろしくなってしまい、上司の目を盗んでトイレにかけこみました。ポケットからケータイを取り出して、証券会社のウェブサイトから株を売却。「まただ。また損をしてしまった……」と暗い気持ちになりました。

 しかし、反省している暇などありません。なぜなら、明日の朝イチのミーティングまでに、販売企画の資料を仕上げなくてはならないからです。私は腕まくりをしてパソコンに向かい、パワーポイントを開いて資料作成の続きにとりかかります。画面のすみに小さく、ヤフーファイナンスの株価チャートとニュースを表示しながら……。

 ある日曜日。仕事と投資で疲れた頭をかかえて途方にくれていた私は、図書館に立ち寄りました。そこで、手に取った本を1ページ読んで、私は雷に打たれたような気がしました。そこにはこう書かれていたのです。

「個人投資家にとっては、個々の株式を売買したり、プロのファンドマネジャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックスファンドを買ってじっと待っている方がはるかによい結果を生む」

 ……それってお金を寝かせておくだけでいいってこと?

 最初、よくあるトンデモ本ではないかと警戒しました。しかし、よくよく調べてみると、1973年に初版が出版されてから30年経ち(当時)、改訂を重ねながら世界中で読み継がれる超ロングセラーだったのです。

 まさに「時の洗礼」を受けてきた名著であるということがわかりました。

 しかも、この本の主張は、国内外の学者たちによるさまざまな研究で実績が証明されており、プロの間ではよく知られた事実であることまでわかってきました。

 いつも投資のことが頭から離れず、仕事も中途半端になっていた私は、「これしかない!」と思ったのです。のちに私を投資の悩みから解放し、人生を大きく変えることになった、その本のタイトルは『ウォール街のランダム・ウォーカー』。

***

 こんにちは、私は水瀬ケンイチといいます。

 仕事のかたわら、零細個人投資家として15年前に出会った「インデックス投資」という投資法を実践しています。その実践記を「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)」というブログで公開しています。ありがたいことに、そのブログが皆さまにご好評をいただき、こうして本を執筆する機会をいただきました。

 はじめからうまくいったわけではありませんが、試行錯誤を経て、現在はほとんど手間をかけることなく投資ができるようになっています。

 15年前、インデックス投資のことについて書かれた本は日本にはほとんどなく、洋書の翻訳版くらいしかありませんでした。現在でこそ増えてきましたが、そのほとんどが、金融機関の人やその関係者によって書かれたものです。

 プロが自分の専門のことを書くのは当然のことです。

 しかし、一方で、情報の提供者は、自分のビジネスに読者を誘導することで、自社の利益につなげることができます。金融機関の儲も うけは投資家の損という利益相反があり、金融機関の著者が書く本は、100%読者の側に立った情報とはいえない面もあります。

 また、本は書いても、その投資法を自分では実践していない著者も多いようです。金融機関や新聞社などでは、インサイダー取引防止の観点から、社員が投資をすること自体に制限がある場合もあるからです。

 そこで、金融機関の著者ではなく、インデックス投資の長期実践者が経験にもとづいて書くインデックス投資本があってもよいのでは……と思い、筆をとったのが本書です。

【次回に続く】

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