手、足、口に症状が出るウイルス性の病気
夏場の6~8月に流行のピークを迎える「手足口病」をご存知ですか?
子どもの3大夏風邪のひとつにも数えられる感染症で、患者は5歳未満が80%を占めます。
手足口病は、日本だけでなく世界でも子どもが感染しやすい病気。
原因は、「エンテロウイルス」と「コクサッキーウイルス」など数種のウイルスによるもの。
子どもの病気とされていますが、まれに免疫力が落ちている場合に大人にも感染します。
広告の後にも続きます
その場合、高熱が出たりして子どもより重症化する場合があります。
手足口病は、症状が手のひら、足の裏や甲、口の粘膜などに水疱性の発疹が現れることから名付けられました。
1~3日ほど、微熱がみられる場合もあります。
水疱はできても、1週間程度。かさぶたになることもありません。
ただ、口の中にできる水疱が後に口内炎になるため、痛みがひどい場合は食事や飲み物を受け付けず、脱水症状を起こす場合もあるので注意が必要です。
基本的に手足口病は軽い症状の病気ですが、まれに髄膜炎や脳炎などの合併症を起こすこともあります。