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郵便物を盗もうとしていたのは世界最小の泥棒だった!?監視カメラでその正体が明らかに(アメリカ)

カラパイア

スクリーンショット-(1062)

 アメリカでは置き配(玄関前に配達物を置く)が一般的だ。集荷に関しても、玄関前においておけば配達員が持ち帰り、指定の場所に届けてくれる。

 昔から広く浸透している方法だが、時に荷物を盗まれる被害にあうこともある。監視カメラを設置したり、泥棒除けを作ったりと、様々な対策が講じられているが、今月初め、ある男性の家で奇妙な窃盗未遂事件があったようだ。

 監視カメラを見ると、確かに郵便物を運び出そうとしているのがわかる。だがその姿は全く見えない。犯人は世界最小の泥棒(?)だったようだ。
the ants are stealing my mail

なぜここに?予定通りに集荷されなかった封筒を発見


 その日、運送会社UPSに集荷サービスを申し込んだジェイク・エルキングさん。返品するmicroSDカードを1枚を入れた封筒を玄関先に置いた。こうすれば郵便物を配達員が集荷に来てくれるシステムだ。

 ところが数時間後、封筒がいつのまにやら植木の方に移動しているのを発見。玄関先に郵便物がなかったので、配達員は集荷できなかったようだ。

スクリーンショット-(1058)
 

カメラをチェックして愕然!犯人はアリ?


 おかしいな…最初は玄関ドアの前に置いたはず。なのになぜそんな場所に?盗もうとした誰かがインターホンの防犯カメラに気づいて逃げてったとか?それとも風に吹かれただけだろうか?

 不審に思ったエルキングさんはすぐさま防犯カメラの記録をチェック。するとそこには1時間以上もかけて移動する封筒の様子が映っていた。

スクリーンショット-(1057)
 
 なぜか回転しながらじりじりと植木のほうに向かう封筒。

 異様な現象に驚いた彼は、その正体を確かめるべく外に出て、問題の封筒を持ち上げてみた。そこにはジリジリと、だが着実に封筒を動かす昆虫の姿があった。

 犯人は昆虫!世界最小の泥棒だ。

 いや、盗むつもりはなかったのだろうけれど、エルキングさんは自分たちの体より大きな郵便物を運び出そうとする昆虫にくぎ付けとなった。
 

虫の正体はハネカクシか。昆虫学者の見解


 にしても故意に郵便物を盗む昆虫などいるだろうか?この疑問について、ミズーリ州の植物園に勤務する昆虫学者のジェームス・C・トラガー博士はこう語る。

たとえ小さなアリたちでも力を合わせればけっこうな大きさの食料を巣に運ぶことができますよ。でもこれはアリたちの仕業ではありません。

何度も映像を確認したところ、封筒を引っ張ってるのは反り返った尾を持つ黒っぽい虫1匹だけのようです。これはおそらく大き目のハネカクシです。

 ちなみにハネカクシ(英名:Rove beetle)とは以下のような昆虫だ。

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image credit:wikimedia

 コウチュウ目に分類されるハネカクシ科の虫は種も生態も多様だが、羽があるにもかかわらずその羽が目立たない形態が特徴で、ハサミムシやアリのようにも見えるという。


荷物を狙う昆虫だと?ショックを受けたエルキングさん


 当初はアリの犯行だと思ったエルキングさんも、トラガー博士が述べたハネカクシを普段よく見ることに気づき、この説を支持するようになった。

 ただハネカクシがこの封筒を狙った理由については2つの説がある。

 一つは、エルキングさんがこの封筒を出す前にしばらくキッチンに置いていたことから、ハネカクシが好む食べ物がくっついていた可能性。あとは封筒の糊がハネカクシを誘引した可能性がある。

 いずれにせよ、なんらかの対策を講じない限りまた同じことが起こるかもしれないが、封筒に興味を示す昆虫にショックを受けたエルキングさんは「もう玄関ポーチに荷物を置くのはやめる。自分で集荷所に持っていくよ」と語っているそうだ。

written by D/ edited by parumo

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